シラバス情報

授業コード
52340001
講義名
イスラーム史
開講時期
2020年度4Q(後期)
科目分類
教養
科目分野
知の源泉/歴史学
教員名
神田 惟
実務家教員
履修年次
2〜4
単位数
1.00単位
曜日時限
月曜4限

学習目標 (到達目標)
本講座は、ムスリムのために/ムスリムによって7世紀以降に主に中近東で作られた文化財についての知識を時系列順に習得することで、彼らの価値観を共有し、グローバル化の時代を生き抜くために必要な想像力・創造力を身につけることを目指します。
授業概要 (教育目的)
視覚資料の検討を通じ、イスラーム文化の史的・地域的展開を学びます。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
期末の提出物(60%)と平常点(授業態度、授業への貢献度、フィードバックシートの質・量(40%)に基づき、総合的に評価します。単位習得のためには、6回以上の出席に加え、期末の提出物の提出が必須です。
期末試験の内容
期末試験は、①レポートもしくは②ポートフォリオ+小レポートのいずれかを選択することができる。①を選択した者は、初回授業時にこちらが指定したレポート課題(計2000文字以内)を、②を選択した者は、授業内で扱った1つまたは複数のムスリムのために/ムスリムによって作られた文化財からインスピレーションを得て制作した作品1点とその解説(500文字以内)を、こちらが指定した期日までに、yui_kanda@dhw.ac.jpにデータで提出すること(②を選択し、作品をデータ化せずそのまま提出したい場合は事前に教員にメールで相談すること)。データ形式については、授業内に指示する。
課題の内容

授業内容
第1回
「イスラーム」の教義と各宗派の違いについて概観したのち、この教えがムスリムのために/ムスリムによって作られた文化財(工芸品・写本絵画・建築)にどのような特色をもたらしたのかについて多角的に検討します。
第2回
ヒジュラ暦元年である622年以降、これまでビザンティン・サーサーン文化の影響下にあった地域の文化が、どのように「イスラーム」化していくのかについて、シリアおよびイラクを中心に考察します。
第3回
シリアおよびイラクを中心に発展した「イスラーム」文化が、西はスペイン、東は中央アジアに及ぶ広範な地域で、地域性・民族性を帯びながら独自の発展を遂げていく過程を学びます。
第4回
10世紀以降イスラーム化したトゥルク系民族は、中央アジアから西へ移動しアナトリアにたどり着きました。その過程で広まっていった「トゥルク・イスラーム」文化とはどのようなものであったのかを、検証します。
第5回
モンゴルの西方遠征以降、特にイランを中心とした地域で好んで用いられるようになった中国由来のモチーフ(鳳凰、龍、蓮など)が、「イスラーム」文化においてどのように解釈されていったのかを検討します。
第6回
十字軍時代は、聖地奪還・国土回復をめざすキリスト教徒と、ムスリムとの「対立」の時代であると解釈されがちです。この解釈が本当に正しいのか、ムスリムのために/ムスリムによって制作された文化財を見て、討議します。
第7回
オスマン・サファヴィー・ムガル帝国が鼎立した時代は、大航海時代とも重なります。世界規模での人・モノ・技術の移動が「イスラーム」文化に及ぼした影響について学びます。
第8回
19世紀以降、世界中の多様な文化は、急速に普遍化・均質化の様相を呈していきます。これまでの授業を振り返りつつ、「イスラーム」文化「らしさ」とは何か?(そのようなものはそもそも存在するのか?)を考察していきます。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
『すぐわかるイスラームの美術−建築・写本芸術・工芸』(桝屋友子/ 東京美術/2,160円[本体])ほか
※大学での教科書販売はありません。

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