シラバス情報

授業コード
52720001
講義名
イノベーター論
開講時期
2020年度3Q(後期)
科目分類
教養
科目分野
知の源泉/現代文化
教員名
杉山 知之
実務家教員
履修年次
2〜4
単位数
1.00単位
曜日時限
月曜5限

学習目標 (到達目標)
イノベーターとして「ビジョンを共有し、世界を変革し、未来を先導する」人材を育成する。

イノベーションが起こる源泉を知り、学生諸君自身がイノベーターとなる方法論を探索できるようになること。
授業概要 (教育目的)
人間社会において、毎日のようにイノベーションが起きており、世界の変化を促進している。この講座においては、新しい何かを問うイノベーティブな活動を実際に行っている日本を代表すると言っても過言では無いゲスト講師を迎える。イノベーションという言葉が吹き荒れた1990年代から21世紀初頭、多くの事例はビジネス界から発生したものだった。しかし現在、経済や科学による人類社会の進歩に閉塞感がある時代となり、それを打ち破るものとして、アートやコンテンツの力が果たす役割があると考えられるようになった。今回、「イノベーター論」を担当するにあたり、デジタルハリウッドという立ち位置から、イノベーションの実践者を選定した結果、アーティストやコンテンツプロデューサーが多くなったのは時代の必然といえると感じている。学生諸君は、ゲスト講師たちの挑戦のひとつひとつをケーススタディとして、イノベーションが起こる力学を知ることになるだろう。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
出席は70%以上について採点対象となる。しかし10月28日7限目については、本来のコマでは無いので、この講義に出席できない受講者は、理由書を添付し届けを行うこと。理由によって、その時限の欠席については、成績に影響しないように配慮する。
期末試験の内容
レポート レポートのテーマについては、10月28日の講義内で発表する。
課題の内容

授業内容
第1回
数々の90年代から現在まで数々のイノベーションの起点となった
MIT Media Labのつまづきは、21世紀におけるエシカルの問題なのか?
杉山と同時期の1988から89年にNECからMIT Media Labに派遣され研究を行い、その後、経営戦略アドバイザーとして数々の中小企業にイノベーションを起こした松本教授と共に、「イノベーション」の基礎について対話をする。
参考文献:Frank Moss著『MITメディアラボ—魔法のイノベーション・パワー』 単行本 – 2012/8/1
松本英博著『ヒット商品を生み出すネタ出し練習帳』単行本(ソフトカバー) – 2009/6/4
第2回
早稲田大学在学中に起業。様々なプロデューサーを経て、デジタルハリウッド大学院の院生のときにプロデュースした「けものフレンズ」が大ヒット。日本のアニメ業界に新たなビジネスモデルと制作方法を持ち込んだイノベーターとして認知されるている。福原氏のイノベーションはどこに向かっているのだろうか?
参考文献:福田慶匡著『アニメプロデューサーになろう! アニメ「製作(ビジネス)」の仕組み』 新書 – 2018/3/25
第3回
テクノロジーとスポーツが融合した競技「HADO」を開発し、全世界に展開すると共に、東京においてHADO Woruld Cupを毎年開催。テクノスポーツという新たなイノベーションを起こし近未来を先取りする起業家。Olympic2020を目前に何を語るのだろうか? そして先端テクノロジーを操る起業家・福田氏に見えている未来は、どのようなものなのだろうか?
https://hado-official.com
第4回
医師免許を持つ医療CGのエキスパート。2016年ノーベル生理学・医学賞のプレゼンテーションにおいて、大隅良典教授が説明用に使ったCGアニメーションは瀬尾によるもので、全世界に放映された。
https://www.youtube.com/watch?v=y8gMNT6vHOg&t=53m50s
単なるCGによるビジュアライゼーションを超えて、医療現場に利用できるCG表現を目指す瀬尾先生は、どのようなイノベーションを起こそうとしているのだろうか?
医師免許を持つ医療CGのエキスパート。2016年ノーベル生理学・医学賞のプレゼンテーションにおいて、大隅良典教授が説明用に使ったCGアニメーションは瀬尾によるもので、全世界に放映された。
https://www.youtube.com/watch?v=y8gMNT6vHOg&t=53m50s
単なるCGによるビジュアライゼーションを超えて、医療現場に利用できるCG表現を目指す瀬尾先生は、どのようなイノベーションを起こそうとしているのだろうか?
第5回
空間デザイナー、プロダクトデザイナー、スペース・コンポーザー、クリエイティブディレクターなど多彩な顔を持つ谷川氏は、毎年2月に六本木ヒルズを中心に催されるMedia Ambition Tokyoの代表であり、その活動を通じて、多くの新進アーティストたちを世に紹介している。日本各地の伝統工芸に造詣が深く、その分野においてもいくつものイノベーションを起こしている。いかにして、谷川氏は、ビジネスも含め、様々な分野でイノベーションを起こし成功しているのだろうか?
第6回
バイオテクノロジーとアートを融合したバイオアートというジャンルの世界的なパイオニア。Google社員としての顔も持ち、導電性デニムのテキスタイルを開発。Google ATAPとリーバイスによる「Project Jacquard」でファッションテックプロダクトを世に送り出し、アーティストが大企業の中でイノベーションを起こすことを実践中。その福原志保氏は、どのような世界を私達に提示しようとしているのだろうか?
第7回
1993年、「視覚交換マシン」という当時の最新テクノロジーを駆使するメディア・アートの発表から、時代時代のテクノロジーを先取りし、さらに日常のメールコミュニケーションにイノベーションを起こしたPost Petを商業的に成功に導いた八谷氏には、近年、世界に衝撃を与えているOpen Sky Projectを中心に語ってもらう。何故、かのメーヴェを制作し、命の危険も顧みず八谷先生自身がパイロットとなり日本やアメリカの空を飛び続けているのだろうか?
参考文献:八谷和彦著『ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸---- メーヴェが飛ぶまでの10年間』 単行本 – 2013/9/12
第8回
世界レベルの脳科学者が起業家となり、ハコスコやエナジーバーグというイノベーティブなプロダクトをなぜ生み出した。そこから何をしようとしているのか? それと同時に学問の世界で「現実科学」という新たな分野を創造し研究開発を本格化しようともしている。それらすべてが深く関連しているようだ。本講義を総括するに値する22世紀への序章を学生諸君と共に感じたいと思う。
参考文献:藤井直敬著『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線 』(ブルーバックス) 新書 –

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
それぞれ、ゲスト講師ごとに参考文献を記す。

また『イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)』 単行本 ? 2011/12/20 はベストセラーであり参考書として推薦する。
※大学での教科書販売はありません。

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