シラバス情報

授業コード
27510001
講義名
UI/UX [ライブ型・FS]
開講時期
2021年度2Q(前期)
科目分類
応用
科目分野
教員名
萩本 晋
実務家教員
実務家教員
履修年次
3〜4
単位数
1単位
曜日時限
火曜6限

学習目標 (到達目標)
・UXデザインの意義を理解する
・UXデザインの概要を理解する
・UXデザインの主な手法を知る
授業概要 (教育目的)
昨今注目されているUXデザインという考え方を学び、その根底にあるマインドを理解する。
UXデザインは領域が広く手法も多いので、8回の授業で個々の手法を詳細に学ぶことは難しいが、その前段階として、UXデザインの全体像や意義などを理解しておくことは重要であるため、本授業はここに主眼を置く。
なお個々の手法については、極力授業内で簡単な体験やデモンストレーションを行い、そのイメージを掴んでもらうよう配慮する。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
・出席率:30%
・課題(レポート):60%
・その他(授業態度など):10%
期末試験の内容
課題の内容
・レポート提出
 (1)身の回りにあるもののユーザビリティ上の問題を分析してまとめる
 (2)授業の感想(授業を通じてわかったこと、わからなかったことなど)
・授業最終日から1週間以内に提出

授業内容
第1回
【イントロダクション】
・講師自己紹介
・授業のイントロダクション
・講師のUX経歴
・レポートについて
第2回
【ユーザビリティ概要】
・ユーザビリティ概要
・ユーザビリティ評価概要
・ヒューリスティック評価
第3回
【UXデザイン概要】
・UXという概念が生まれた背景
・UXの定義
・ユーザビリティとの違い
・UXデザインの全体像(製品開発プロセスとの関係)
第4回
【企画検討段階の手法】
・企画検討段階の手法の意義
・ニーズ調査
・ジャーニーマップ
・ペルソナ
・ストーリーボード
第5回
【仕様検討段階の手法】
・仕様検討段階の手法の意義
・ワイヤーフレーム
・画面フロー
・UIデザインの基本ルール
・ペーパープロトタイピング
第6回
【設計開発段階の手法1】
・設計開発段階の手法の意義
・ユーザビリティテスト記録体験
・ユーザビリティテスト分析体験
・レポートの説明
第7回
【設計開発段階の手法2】
・設計開発段階の手法の意義
・ユーザビリティテスト準備
・ユーザビリティテスト実施
・レポートの進捗確認(質問等)
第8回
【リリース後の手法】
・リリース後の手法の意義
・アクセスログ
・ユーザーの声の収集
・競合との比較
・ガイドライン
・手法の開発
・UXデザインに必要なモラル
・全体のまとめ
・レポートの進捗確認
・質疑応答

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
『誰のためのデザイン? 増補・改訂版 —認知科学者のデザイン原論』 D. A. ノーマン
『ユーザビリティエンジニアリング(第2版) —ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法—』 樽本徹也
『インタフェースデザインの心理学 —ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針』 Susan Weinschenk
『UXデザインの教科書』 安藤昌也
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
昨今、UXデザインという考え方が注目されています。これが既存の各種デザインと異なる点は、常にユーザーを意識し、ユーザーを中心に据えながらモノづくりを行うことです。この考え方はあらゆるモノづくりに活かせるものであり、知っていて損はないはずです。
本授業は、UXデザインの入り口としてその概要をご紹介する内容となっています。
教員連絡先
メールアドレス:hagimoto@dhw.ac.jp