シラバス情報

授業コード
31110014
講義名
基礎ツール演習 I (G1-4) [ライブ型・FS]
開講時期
2021年度1Q(前期)
科目分類
演習
科目分野
基礎
教員名
塩谷 正樹
実務家教員
実務家教員
履修年次
1
単位数
2単位
曜日時限
火曜3限、火曜4限

学習目標 (到達目標)
デジタルグラフィック制作を楽しく学び、更なるスキルアップを目指して向上心が持てるようになる。
アプリケーションの基本操作は映像教材にて学習し、ワークを通して作品制作が出来るようになる。
課題作品の発表を通して、コンセプトや表現ポイントなどを発表出来るようになる。
授業概要 (教育目的)
グラフィックの基礎ツール であるAdobe Photoshop と Illustrator を学びます。
基本操作は、授業内もしくは反復学習として、映像教材を利用し、各自のペースで学習していただきます。
授業では、課題制作のサポートや作品発表を中心とし、作品制作の工程やツールの応用方法について学びます。

※2021年度の授業はオンラインによる遠隔形式となります。
※本授業では、Anyの映像教材を利用します。

【映像教材】
「Step1:Illustratorの基本操作」については、アプリの起動やオブジェクトの操作、ドキュメントの保存の説明になります。
使用経験が無かったり、PC操作に不安がある学生は、初回の授業前までに閲覧して、スムーズに作業が出来るように準備をしておいてください。

■グラフィックリファレンス
・Step01 Illustratorの基本操作
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
課題点70%、授業点30%の総合点数で評価を行います。
課題は、各ワーク+中間課題+最終課題の合計点となります。
授業点は、理解度(ミニワーク)や積極性、授業アンケートの回答状況などを評価します。

※課題提出=満点ではありません。
※総合点が60点以上の場合でも、出席率が70%を満たしていない場合は、評価対象外となります。
期末試験の内容
期末の試験はありません。課題作品と提出物を評価します。
※映像教材の閲覧状況を確認するために小テストを行う場合があります。
※課題の提出は、Google Classroomを利用します。(予定)
課題の内容
【中間課題:名刺】と【最終課題:ポストカード】は、単位習得のための必須課題となります。
各回の課題(ワーク)の内容は、各授業内でお知らせします。
※事前に資料などが必要な場合は、メールやGoogle Classroomにて連絡する場合もあります。

授業内容
第1回
■映像教材の利用方法について
・映像教材(Any)の利用方法や学習の進め方について説明をします。


■ワーク1:爆笑似顔絵の制作
・Illustratorを使用します。
・簡単な図形を組み合わせて似顔絵を制作ながらオブジェクトの配置や操作について楽しみながら慣れていきます。
・一部のツールだけで制作するのではなく、出来るだけ多くのツールに触れることを目的としています。
・ツールの使用方法については、映像教材にて学習し制作のサポートを中心に行います。

□学習項目
 基本操作/レイヤー/オブジェクトの配置/複製/回転/リフレクト/カラー/ロック/アートボード

【映像教材】
▼グラフィックリファレンス
・Step01 Illustratorの基本操作
・Step02 描画ツールでの描画
・Step04 レイヤー
・Step06 オブジェクトの変形

▼ワーク用動画
・URLは別途連絡します。
第2回
■ワーク01:爆笑似顔絵課題の発表

■ワーク02:SHOPマークの制作
・Illustratorを使用します。
・簡単なSHOPマークの制作を通して、文字入力、ロゴマークなどの制作方法を学んでいきます。
・ツールの使用方法については、映像教材にて学習し、制作のサポートを中心に行います。
 
□学習項目
 アピアランス/レイアウト/文字入力/文字のアウトライン/パスファインダ/シェイプ形成/ブラシ/ライブラリ

【映像教材】
▼グラフィックリファレンス
・Step05 文字の入力
・Step07 線の設定とアピアランス
▼ワーク用動画
・URLは別途連絡します。
第3回
■ワーク02:SHOPマーク課題の発表
■マークのトレース練習
・Illustratorを使用します。
・ペンツールや図形ツールを使用して実際にある様々なマークをトレースし、形状や構成などを学んでいきます。
・ツールの使用方法については、映像教材にて学習し、制作のサポートを中心に行います。

■ミニワーク
ペンツールでマークのトレースにチャレンジしてみよう!
自分のマークを考えてみよう!

□学習項目
 ペンツール/レイアウト/配色/レイヤー/パスファインダ

【映像教材】
▼グラフィックリファレンス
・Step03 ペンツールでの描画
▼グラフィックワーク
・Step2 Illustratorパスでロゴマーク
第4回
中間課題:名刺の制作
・Illustratorを使用し、名刺を制作します。
・実際にアウトプット(印刷)し、出力を体験してみましょう。
・出力サービスのテンプレートに合わせてデータを作成してみましょう。
・ツールの使用方法、名刺の制作方法については、映像教材にて学習し、制作のサポートを中心に行います。

断裁説明のために下記の準備をお願いします。
・カッターナイフ・カッターマット・定規(15〜30cm)・名刺を印刷した用紙(ハガキ〜A4サイズ)

□学習項目
 印刷データの作成/トリムマーク/塗り足し/文字入力/書体/レイアウト/文字のアウトライン/出力

【映像教材】
▼グラフィックリファレンス
・Step06 文字の入力
▼グラフィックワーク
・Step01 名刺で覚えるIllustrator基礎
第5回
中間課題:名刺課題の発表
ワーク03:レイヤーマスク合成課題の説明

■ワーク3:画像合成1:レイヤーマスク合成
・Photoshopを使用します。
・基本ツールの操作、選択範囲と色調補正の練習をします。
・複数枚の写真を合成して、1つのイメージを作っていきます。
・レイヤーマスクを使用して、再編集可能な画像合成にチャレンジします。
・ツールの使用方法については、映像教材にて学習し、制作のサポートを中心に行います。

□学習項目
 選択範囲/クイックマスク/色調補正/調整レイヤー/レイヤーマスク/レイヤー/
 レイヤーモード/クリッピングレイヤー/スマートオブジェクト

【映像教材】
▼グラフィックリファレンス
・Step08 Photoshopの基本操作
・Step09 画像の補正
・Step10 画像の加工
▼ワーク用動画
・URLは別途連絡します。
第6回
ワーク03:レイヤーマスク合成課題の発表
ワーク04:画像合成課題の説明
ミニワーク
・選択範囲と色の変更の練習。
・髪の毛や動物の選択範囲にチャレンジしてみよう!

■ワーク04:画像合成2:切抜き合成
・Photoshopを使用します。
・複数枚の写真を合成して、テーマに沿った1つのイメージを作っていきます。
・写真から必要なパーツを切抜いての合成を行います。
・ツールの使用方法については映像教材にて学習していただきます。
・制作のサポートを中心に行います。

□学習項目
 グラデーション/画像解像度/カンバスサイズ/フィルター/チャンネルマスク/スマートオブジェクト/自由変形/遠近

【映像教材】
▼グラフィックリファレンス
・Step09 画像の補正
・Step10 画像の加工
▼ワーク用動画
・URLは別途連絡します。
第7回
ワーク04:画像合成課題の発表
最終課題:ポストカードの説明

最終課題:ポストカードサイズでコラージュ作品を作り印刷しよう!!

これまで覚えた技術を使用して、コラージュ作品を作って下さい。
Illustratorで制作した基本オブジェクト、ブレンド、パスなどなど。
Photoshopによる写真の合成、色調補正、フィルター、レイヤー合成などなど。
アーティストになったつもりで自由に作品制作を楽しんでください。
※テーマ、作品タイトルも考えてみよう!
※最後にポストカードに印刷してみましょう!

・Illsutratorでポストカード印刷用のファイルを作成
・Photoshopで画像ファイルの作成
・テーマ決め
・素材収集など

□学習項目
 画像解像度/カンバスサイズ/カラーモード

【映像教材】
▼グラフィックリファレンス
・Step10 画像の加工
第8回
最終課題:ポストカード作品の発表
課題データのチェックと調整などのサポート
カラーモード/画像解像度/画像サイズ/レイヤーの統合/トリムマーク/塗り足し/配置/文字のアウトライン

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
■ツールの使用方法については、映像教材にて学習していただきます。
■課題のアイデアシートなど、プリント(PDF)を使用する場合があります。

参考文献
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
楽しみながらツールを使ってみましょう。
使用方法を一生懸命に覚えることよりもデジタルツールで出来る可能性を感じ、自分の世界観を表現する練習をしていきましょう。
授業は演習となります。毎回PCとソフトウェアが使用できる状態で参加してください。
※体験版ではなく、製品版のインストールをお願いします。
※素材の配信や、お知らせはGoogleClassroomを利用します。
※GoogleClassroomへの参加方法については、別途お知らせします。
※授業の連絡や質問対応はSlackを利用する予定です。
教員連絡先