シラバス情報

授業コード
52320001
講義名
日本古代史 [ライブ型・FS]
開講時期
2021年度2Q(前期)
科目分類
教養
科目分野
知の源泉/歴史学
教員名
加藤 詩乃
実務家教員
履修年次
2〜4
単位数
1単位
曜日時限
木曜6限

学習目標 (到達目標)
・⽇本古代史の流れを把握する。
・東アジアのなかの⽇本という視野から⽇本史を多⾓的に捉えることができる。
授業概要 (教育目的)
この授業では⾶⿃時代から鎌倉時代までの⽇本の歴史をさまざまな歴史資料を取り上げながら学び、各時代の社会的・⽂化的背景を捉えていきます。
歴史学の対象としてもっともイメージしやすいものは⽂献資料であると思いますが、「美術史」という分野ではモノが有している情報から歴史の流れを読み取ります。
特に、東アジアとの交流が盛んであった古代史において、その様⼦をもっとも端的に⽰しているものは、そうした作品資料です。
考古資料から美術作品まで現存するさまざまな作品資料と当時の政治・⽂化を照らし合わせ、⽇本史上のさまざまな転換期において、中国・朝鮮半島の⽂化がどのように受容され、そして⾃らの⽂化を築いてきたのかに着⽬していきたいと思います。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
授業内⼩レポート(40%)
期末レポート(60%)
期末試験の内容
課題の内容

授業内容
第1回
ガイダンス—⽇本の歴史のはじまり
第2回
⾶⿃⽩鳳時代と中国朝鮮半島の⽂化
第3回
正倉院宝物とシルクロードの⽂物
第4回
鑑真と遣唐使、天平⽂化
第5回
空海と密教美術−奈良時代から平安時代へ—
第6回
王朝国家と国⾵⽂化
第7回
武⼠の台頭と⽇宋貿易
第8回
元寇と鎌倉時代の社会、経済

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
『⽇本の歴史』〈1〉〜〈8〉(中央公論新社、2004-5年)
『⽇本美術史』(美術出版社、2014年)
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
⾼校までの⽇本史は決められたストーリーが⽤意されていたかもしれません。
しかし、実際の歴史学とは⽇々検証が繰り返されている流動的なものです。
この授業を通して、さまざまな情報から歴史を読み取っていく洞察⼒を⾝に付け、皆さんのこれからの将来に活かしていただきたいと思います。
教員連絡先