シラバス情報

授業コード
19210001
講義名
VR・AR概論 [ライブ]
開講時期
2021年度3Q(後期)
科目分類
科目分野
教員名
大貫 善数
実務家教員
履修年次
2〜3
単位数
1.00単位
曜日時限
金曜3限

学習目標 (到達目標)
VR(Virtual Reality)・AR(Augmented Reality)機器の現在の発展の核となる基礎技術(機構系、光学系、トラッキング、レンダリング)を学び、認知特性(主に視覚、前庭感覚、触覚)に則った体験向上(VR酔い対策、臨場感向上)への理解を深める。応用事例やビジネス展開の様相を知り、VR・ARの世界観に触れ、未来の可能性について考える。
授業概要 (教育目的)
VR(Virtual Reality)・AR(Augmented Reality)の定義や概念、歴史、開発事例を理解する。VR・ARコンテンツやアプリケーションを開発する際に知っておきたい基礎技術(機構系、光学系、トラッキング、レンダリング)を習得する。認知特性(主に視覚、前庭感覚、触覚)に則った体験向上(VR酔い対策、臨場感向上)への理解を深める。360度カメラ、セグメンテーション、視線追跡などコンテンツ開発を支える主要周辺技術にも触れる。日々進化する技術や新しい適用事例について知見を深め、未来の可能性について考える。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
出席率70%以上
中間課題と最終課題(全3~4回を予定)を全て提出
期末試験の内容
試験は予定していません
課題の内容
中間課題:穴埋めや用語の説明
最終課題:レポート

授業内容
第1回
VR・ARの歴史と概要
VR・AR機器の革新の歴史や人の流れ、また近年の発展を支えた機器とその技術について概要を知る。
第2回
VR・AR機器の構造
近年の発展を支えた代表的なVR・AR機器の機構や光学系について学習する。
第3回
VR体験向上へのアプローチ
VR酔いをはじめとする不快体験の代表的なケースについて学び、なぜ発生するのか、どうすれば軽減できるかについて、事例も交えながら学習する。
第4回
トラッキング概要
代表的なヘッドマウントディスプレイとコントローラーに用いられているトラッキング技術について学習し、VR酔い対策や臨場感向上との関連性について考える。
第5回
レンダリング概要
グラフィックス系を中心にVR特有の技術について学習し、VR体験向上や臨場感向上との関連性について考える。
第6回
臨場感向上へのアプローチ
臨場感の定義について考え、マルチモーダルとしての五感の融合効果の理解を深める。また、周辺機器や関連技術の現状を知り、その在り方について考える。
第7回
コンテンツと技術
ARや360度動画を中心に、コンテンツ由来の代表的技術について学習する。
第8回
適用事例と展望
AR・VR機器を生かした応用事例や新規ビジネスについて幅広く理解する。また、近未来技術がもたらす可能性や世界観について考える。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
VR未体験の人は、ゼロレイテンシーなどのアトラクションでもカードボードなどの安価なVRでも良いので、是非体験してから講義に臨んでください。

参考文献
OculusやValveの開発者向けサイト
「VR原論」服部桂
「VRは脳をどう変えるか?仮想現実の心理学」Jeremy Bailenson
「バーチャルリアリティ学」日本バーチャルリアリティ学会
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
VR機器とコンテンツ開発の経験を通じて未来のクリエイターに伝えたいこと、知っておいて欲しいことを選りすぐってお話しできればと思っています。また、レポートを通じてみなさんの想像力/創造力にも期待しています。
教員連絡先
yoshikazu_ohnuki@dhw.ac.jp