シラバス情報

授業コード
91310017
講義名
ゼミ III (アニメ制作ゼミ) [ライブ型・FS]
開講時期
2021年度1Q(前期)
科目分類
研究科目
科目分野
教員名
桑原 智
実務家教員
実務家教員
履修年次
4
単位数
1.00単位
曜日時限
火曜2限

学習目標 (到達目標)
アニメーション制作は膨大な時間がかかる。卒業制作においてゼミで与えられた時間は8(回)×6(期)×90(分)=4,320分(72時間)しかない。限られた時間の中で、質の高いアニメーションを制作するためには、できるだけ早い段階で作画作業に入ることである。(アニメーション制作において作画作業が一番の時間と労力と根気を必要とする)全体のスケジュールを考えて、この授業では卒業制作アニメーションの『作画』、『彩色』、『背景』の作業を進め『撮影』、『編集』、『音響』作業を行い、12月までに4年生大学の卒業制作作品として基準を満たした作品を、完全完成させる事を目標とする。
授業概要 (教育目的)
各学生が卒業制作として、『チーム』または『個人』の力で、質の高いアニメーション作品の完全完成を目指し計画的に進めてゆく土台を作る。そのためには『スケジュール表』を作成し、各学生が考え計算して制作に関わらなければいけない。最終的に作品が完成しなければ意味が無いので、授業内容は学生の意思を十分に尊重しながらも、担当教員がスケジュールに関して管理、強制する場合がある。また、学生の習得力、アニメーション制作における総合能力を判断し、授業内容は柔軟に変更する場合がある。全ては学生が卒業制作を進めながら、アニメーション制作を体感し学ぶ事にある。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
※出席率7割未満の学生については、評価対象としない授業態度(4割)、課題の提出、内容(6割)。
卒業制作をチームで行う場合、チームの成績が個人の成績に関係することを認識して制作に望むこと。
(チーム制作において、著しく個人の作業がチームに損害を与える場合、チームリーダーと協議し、担当教員が学生を強制的にゼミから除籍することもありうる)また卒業制作完成を目指しているのだから、進行スケジュールも成績に大きく関係する事を各学生は認識すること。
期末試験の内容
課題の内容

授業内容
第1回
卒業制作について今後の進め方についてのガイダンス。
各学生の作品スケジュールの確認。
第2回
卒業制作作品の完成絵コンテからレイアウト、原画作業を進める。
レイアウト作業についての基本的な描き方と注意点のガイダンス。
第3回
卒業制作作品の完成絵コンテからレイアウト、原画作業を進める。
参考映像作品を授業内で視聴。作品のディディールを固めてゆく。
第4回
中間発表、各作品の完成した企画書、ライカリール
(絵コンテを映像化したもの)を視聴し意見を出し合う①。
第5回
中間発表、各作品の完成した企画書、ライカリール
(絵コンテを映像化したもの)を視聴し意見を出し合う②。
第6回
中間発表、各作品の完成した企画書、ライカリール
(絵コンテを映像化したもの)を視聴し意見を出し合う③。
第7回
卒業制作作品の完成絵コンテからレイアウト、原画作業を進める。
原画作業についての基本的な描き方と注意点のガイダンス。
第8回
卒業制作作品の完成絵コンテからレイアウト、原画作業を進める。
AE(アフターエフェクト)によるカメラワークを使った作画の描き方と
タイムシートの有用性と付け方についてのガイダンス

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
卒業制作も本格的な作業になってきます。
計画的に作業をしないとアニメーションは制作できません。
アニメーションは1秒の映像を制作するために場合によっては何週間もかかるのですから。
そのためにはスケジュールを立てて、少しづつ前進してゆきましょう。
また、良いアニメーションを制作するためには健全な心身が無くてはいけません。
心も、体もしっかりと自分で管理をしていってください。
頑張りましょう!
教員連絡先