この授業では⾶⿃時代から鎌倉時代までの⽇本の歴史をさまざまな歴史資料を取り上げながら学び、各時代の社会的・⽂化的背景を捉えていきます。 歴史学の対象としてもっともイメージしやすいものは⽂献資料であると思いますが、「美術史」という分野ではモノが有している情報から歴史の流れを読み取ります。 特に、東アジアとの交流が盛んであった古代史において、その様⼦をもっとも端的に⽰しているものは、そうした作品資料です。 考古資料から美術作品まで現存するさまざまな作品資料と当時の政治・⽂化を照らし合わせ、⽇本史上のさまざまな転換期において、中国・朝鮮半島の⽂化がどのように受容され、そして⾃らの⽂化を築いてきたのかに着⽬していきたいと思います。
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