シラバス情報

科目名
エフェクティブラーニングラボ
副題
科目カテゴリ
研究実践
実施方法
ハイブリッド授業
開講時期
通年
開講曜日
火曜日
開講時限
7-8限
担当教員
佐藤 昌宏
定員
15名程度
単位数
3単位

授業概要
「テクノロジーの進化は止まらない」。そして、教育は学びへと変わる。デジタルテクノロジーの進化は、これまでの教育にどんな影響をもたらすのか。そして、教育は、「その国の課題が教育の形を創る」と言われる。どのような教育が必要かは、その国、地域の課題による。つまり、こうあるべきだという答えは存在しないということだ。本授業は、デジタルテクノロジーがもたらす教育の変革、または、デジタルテクノロジーを活用した教育改革に向け、まずは、自ら課題を見極め、設定し、どの打ち手が効果的で効率的であるかを、試行錯誤型のマイプロジェクトを通して学び、21世紀型の教育を提案することにより、教育の仕組み、テクノロジーの仕組み、イノベーションの仕組みを学ぶことを目的とする。
到達目標
当ラボでは、EdTech(エドテック)というデジタルテクノロジーを活用した(がもたらす)教育の革新(イノベーション)を研究・実践を通して、教育改革の実践者として、イノベーションの原理、原則、課題、方法を試行錯誤型のマイプロジェクトを通して学ぶ。

到達目標としては、上記に関連する個別テーマを設定後、以下の段階を加味し、到達目標を設定する。
 ①EdTech分野における課題、可能性について調査、分析ができる。
 ②課題解決におけるソリューションを設計し、企画、提案ができる。(擬似サイト、モックの制作)
 ③「②」をサービス開発できる。
 ④企業、学校等に本質的なテクノロジー活用のあり方を提案できる。
上記、到達目標に併せたアプトプットを出していく。

以上の成果を、1月に行われる最終発表会にて報告する。
授業内容のキーワード
・日本、世界のテクノロジーがもたらす教育イノベーション
・教育格差解消
・STEM、STEAM教育、プログラミング教育
・学校改革、入試改革
・社会人向けリカレント教育、幼児教育
授業内容
年間24回のラボ(火曜)を通して、マイプロジェクトを設定する。
佐藤昌宏研究室との共同開催授業でもあり、教員は勿論のこと、研究員もメンターとなりながらマイプロジェクトを推進していく。
特に国の委員会やハッカソン、プレゼンイベントなどにも積極的に参加し、最先端の課題やソリューションも学ぶ。
外部イベントなどにも大きな学びの機会が多分にあるため、特にスキルレベルは問わないが、外部イベントなどにも参加する、積極的な姿勢が求められる。
 
・外部イベント例
 7月     LearningTechnology(東京国際フォーラム)にて展示、プレゼン等実施
 11月   Edvation x Summit〜EdTech Global Conference 〜 (紀尾井カンファレンス&麹町中学生)
      https://www.edvationxsummit.jp/
 11月   e-ラーニングアワード(ソラシティ)にて展示、プレゼン等実施
 3月     SXSWedu(テキサス州オースティン)で展示及び調査研究(希望者)
 時期未定 小中高の学校現場にて展示、プレゼン、ワークショップ等実施
 時期未定 内閣官房 教育再生実行会議、経産省 未来の教室とEdTech研究会、
      総務省 教育クラウド委員会などの、イベント(ハッカソン、ピッチ、ワークショップ等への参加

授業形式
形式:レクチャーとディスカッション。その他、マイプロジェクトを設定し、試行錯誤型の実践形式
成績評価方法・基準
授業内課題+最終課題 70%
参加態度(授業中の発言/授業中のディスカッション/プロジェクトへの参加) 30%

評価条件として、評価項目1について、2つの課題ともに50%以上の評価を得ることを条件とする。また、評価は、学習者の行動変容、校務軽減、新たしい価値の創造などによる、ビフォー・アフターを中心に評価する。
履修条件および学生へのメッセージ
履修条件としては、企業、学校、個人等における3年後の学習環境を予想し、積極的に企画開発を実施できること。プログラミングの知識は必須ではないが、Web構築知識については、基礎程度の知識があることが望ましい。
教科書
「EdTechが変える教育の未来」(インプレス出版)佐藤昌宏(著)
参考文献
「eラーニング専門家のためのインストラクショナルデザイン」
齋藤 裕(著)、松田 岳士(著)、橋本 諭(著)、権藤 俊彦(著)、堀内 淑子(著)、高橋 徹(著)、玉木 欽也(著)

「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命
トニー・ビンガム(著)、マーシャ・コナー(著)、ダニエル・ピンク(序文)(その他)、松村太郎・監訳(翻訳)、山脇智志(翻訳)