シラバス情報

科目名
デジタルヘルスラボ
副題
科目カテゴリ
研究実践
実施方法
対面授業
開講時期
通年
開講曜日
木曜日
開講時限
7限-8限
担当教員
五十嵐 健祐
定員
上限なし
単位数
3単位

授業概要
各学生がヘルスケア領域で解決したい課題に取り組めるよう、デジタルヘルスに必要な4要素(臨床現場、テクノロジー、クリエイティビティ、ビジネス)について講義する。

テクノロジーについては演習中心のプログラミングコースを主体とする。
クリエイティビティやビジネスについては専門分野で活躍する方をゲストとして招きディスカッションを行う。

詳しくはデジタルヘルスラボの公式ホームページを参照する。
https://digitalhealthlab.tokyo
到達目標
・現場課題を解決するプロダクトを開発できるようになる
・実装レベルに近いプロトタイピングを学び、自身のサービスに使用できるようになる
・フィードバックを得ながら現場課題を解決することで、より現場に必要なプロダクトを理解できるようになる
授業内容のキーワード
ヘルスケア、医療、看護、介護、リハビリテーション
授業内容
本ラボでは、ヘルスケア領域で自身が解決したいと考える課題があることを前提に、
ヘルスケアの実態からのフィードバックを基にしたディスカッションやレクチャーを行い、基盤となる知識を身につけるとともに、プロダクトの実装に不可欠な技術を自身が理解し扱えるよう、独自の演習を配置する。

1、ゼミ(月1回、全員参加)、レクチャーとディスカッション
デジタルヘルスラボのメンター、アドバイザーをゲスト講師としてを招き、講義を行う。講演の後、インタラクティブなディスカッション、質疑応答を歓迎する。時に、デジタルヘルスラボの卒業生または現役生が講師を務めることもある。それぞれの知識、経験値を持ち合い、半学半教の精神でお互いに学び合う場にしたい。

2、演習(月2回、全員参加)、演習形式
プロダクト実装に必要な技術を学ぶために、医療従事者のためのプログラミングコースを開講する。Note、WordPress、HTML、CSSなどの簡単なものからスタートし、JavaScriptによる簡単なウェブアプリ、LINE Bot、Google Apps Script(GAS)、iOSアプリ、Androidアプリ、Unity、機械学習までを守備範囲とする。何か作りたいものがある時に自分が手を動かさないということはあり得ない。デジタルハリウッドに来れば誰かITに強い人が手伝って作ってくれるなどと勘違いしている人がいるがそれは大きな間違いだ。課題がある人が作れる人になることが一番の近道であり、デジタルヘルスラボではそれ以外の選択肢はない。

授業形式
下記1,2を 対面またはオンラインの形式で実施する。

1、ゼミ(月1回、全員参加)、レクチャーとディスカッション
2、演習(月2回、全員参加)、演習形式

レクチャーと演習のスケジュールについては、ゼミ初回開講時に周知する。
成績評価方法・基準
ヘルスケア領域での何らかの形でのアウトプット 100%
履修条件および学生へのメッセージ
ヘルスケア領域において解決したい課題が明確であることを履修条件とする。

ヘルスケア領域において何からの課題感がないと始まらない。
漠然とした興味、漠然とした関心、なんとなくビジネスチャンスというくらいの生半可な気持ちでは何も作れない。
また、不満や閉塞感だけからも何も生まれない。可能であれば臨床現場における経験に基づいたものが理想で、医療従事者でない方は自身の当事者体験、家族や友人の体験でも構わない。いずれせよ、ヘルスケア領域で自分ごととして何か解決したい課題があることを条件とする。
漠然とした興味などではデジタルヘルスラボでは何も出来ないで終わってしまい、お互い不幸にならないようにしたい。

プロダクト実装に関しては以下の点を留意する。
1、使命感
なぜ自分がやるのか、なぜ他の人ではいけないのか。
2、現場の課題感
現場が困っているか、現場のどのような痛みを解決するかが明確になっているか。
3、創造性
デジタルハリウッドらしくクリエイティブか。ワクワクするか。
4、事業性
持続可能か。ビジネスとしてやるのであればちゃんと儲かるか。ビジネスとしてやらないとしても持続可能か。
5、医療倫理
医療として正しいか。エビデンスに基づいて効果の立証されたものか。
6、意思
途中で辞めないか。いくつもの困難にぶち当たっても達成するまで諦めないか。

注意点:上記の1-6を全て程よく満たすバランスよりも一点突破型の卓越性を重視する。
・事業性は全くないが誰も思い付かないようなクリエイティブなアプローチ
・現場の強い課題に根差し、一生やり続けるほどの強い意志があるもの

履修手続きに関しては、デジタルヘルスラボ公式ホームページにて告知する。
https://digitalhealthlab.tokyo
最新の情報はデジタルヘルスラボ公式ホームページにてアナウンスするので、
必ずこちらのホームページの情報を確認すること。

【注意事項】
外部イベントへの参加、原則として任意であり、交通費等の実費負担が発生する可能性がある。
医療現場、看護、介護、薬局等での現場研修の機会を提供する。
教育機会の提供という位置づけであるため、原則としてボランティアであるが、労働として見なされる場合は実習先責任者との相談の上、労働対価が発生することもある。
ラボの兼任、兼ラボは、デジタルヘルスラボとしては可、
むしろ異分野融合、多分野の組み合わせはデジタルヘルスにおいて大事な要素の一つと考えてるので、デジタルヘルスラボとしては兼ラボは大歓迎。
ただし、各自自分のキャパシティと相談し、無理のない範囲とすること。
教科書
書籍になる段階で情報としては古い。
日経メディカル、日経デジタルヘルス等の迅速かつ確かなオンライン媒体の情報を日々しっかりとキャッチすることが大事、
大量の情報に触れることで情報を見極める眼が養われる。
参考文献
特になし