シラバス情報

科目名
ビジネスロジックラボ
副題
ラボの事業テーマまたは自分の事業テーマで「売れるか/勝てるか・できるか・儲かるか」を実践する。
科目カテゴリ
研究実践
実施方法
対面授業と遠隔授業両方とも実施する
開講時期
通年
開講曜日
火曜日
開講時限
7限
担当教員
松本 英博
定員
15名程度
単位数
3単位

授業概要
本学の専門科目や研究実践科目の履修で得た知識を活用して、指導教員は院生に次の3つの目標の何れかを達成させる。

(1)アントレプレナー・ビジネスプラン(起業家志望)の目標:
   院生に自らのビジネスモデルを構築を促し、事業計画として発表することで、事業の改善案や評価を
   行える技術を養わせ、さらに起業への活動や新規のプロジェクトの立ち上げまで進める力を獲得させる。
(2)ビジネスプランナー・スタディ(企画者志望)の目標:
   院生に既存のビジネスモデルの研究を促し、あるべきモデルを事業計画として立案できようにする。
   さらに、院生が自ら仮説をたて、調査や外部との交流などで検証し、
   事業に対する総合的な企画力を獲得させる。
(3)ラボテーマ・ビジネスプラン・スタディ(上記の1、2に該当しない場合)の目標:
   指導教員がこれまでのラボでの活動を鑑みて事業テーマを院生に与え、
   院生は与えられた事業テーマに沿って自らビジネスモデルを企画立案・実践もしくは理論研究することで、
   事業に対する総合的な企画力を獲得させる。
到達目標
・本ラボでは、院生が希望により、以下のスタディグループを選択する:
 ①アントレプレナー・ビジネス・プラン(起業家志望)の場合:
  院生は、商品あるいはサービスの『試作』と『事業計画』を提出できるようになる。
 ②ビジネスプランナー・スタディ(企画者志望)の場合:
  院生は、商品あるいはサービスの試作などを通じて事業計画を仮説検証した
  学術的な『論文』が提出できるようになる。
 ③ラボテーマ・ビジネスプラン・スタディ(上記の①、②に該当しない場合)の場合:
  院生は、教員より与えられた事業テーマにそってビジネスを企画し、仮説を立て検証をする計画を立て、
  『研究報告』ができるようになる。
授業内容のキーワード
事業計画、起業、新規企画、自己アセット、10の問い
授業内容
●ビジネスプランニングのディスカッションと報告、相談
・ラボ参加申込時に、自己のビジネステーマを申請する
・自己のアセットを棚卸し強み、弱みを知る
・自己のテーマのアイデアを広げる
・院生相互でのディベートでテーマの内容を磨く
・仮説検証のためにインタビュー、面接、現場見学などを自ら計画し、実践する

●輪講
・院生自らがMC(進行役)となって参考文献を読み解き、院生相互で論議する
・事業化プロセス「10の問い」を完成し、ビジネスプランを中間報告会などで他の教員からフィードバックをうけ、さらに磨く

●外部イベントの時期(新型コロナウイルスの感染状況や時期や対象団体は予定であり、変更・中止もあります)
2021年7月〜9月 国際トレードショウなどを見学報告
2021年12月 外部インキュベーションセンター見学と発表評価会

財務および会計知識があることを前提に行うが、研究実践の段階で不足があれば指導する。

授業形式
原則、隔週でラボを開催するが、確認として開催前にラボ日程を発表する。ラボでは、ディスカッション、課題の発表、研究、実践の進捗の報告と院生からの相談を行う。また、輪購を実践する。対面授業と遠隔授業をラボ全体での進捗度合いを勘案して適宜指定する。なお、新型コロナウイルスなど感染予防のため、オンライン指導、オンライン資料の閲覧を設定することもある。
成績評価方法・基準
最終の成果報告での発表、報告書または論文での評価 40%
ディスカッションなどの実践へのコミットメントの度合い 60%
履修条件および学生へのメッセージ
ビジネスプランニング基礎を履修し単位を修得していることが望ましいため、2年次以降の院生を強く推奨する。1年次の場合は財務知識や起業の意思、企画者としての知識と理解度を面談などの判定で総合的に履修の判断を行う。

【注意事項】
校外での授業が起こる可能性もあり、実費の各自負担がありうる。 また、校外での実践活動が行われることが想定されるので、時間外の活動時間があることを承知すること。
教科書
図解入門ビジネス最新 「事業計画書の読み方と書き方がよーくわかる本—社内新規事業からベンチャーまで」[第3版]
(松本英博著、秀和システム)(電子書籍版を推奨)
購入URL:https://amzn.to/2Ln5XUS
ISBN-13 : 978-4798044491
参考文献
講義内で適宜紹介する。