シラバス情報

科目名
日本IPグローバルチャレンジラボ
副題
日本の隠れた名作を発掘し海外リメイクに挑戦
科目カテゴリ
研究実践
実施方法
ハイブリッド授業
開講時期
通年
開講曜日
木曜日
開講時限
7限
担当教員
吉村 毅
定員
10名程度
単位数
3単位

授業概要
日本のハイクオリティな、かつ面白いコンテンツ(小説、マンガ)を探し出し、それを原作としての海外で映画、TVドラマ、Webマンガなどへのリメイクにチャレンジする。前半の定期のラボ時間に、業界人ゲストも交え、基礎的な業界知識、映画ビジネス知識を講義によりシェアするが、同時に、実践作業を並行して行っていく。後半には、実践とし、外部のプロとの、場合によっては海外のコンテンツ関連企業とコンタクトを行い、リメイク企画を提案する。
将来に生かせる貴重な経験を積んでもらいながら、リメイクの実現にチャレンジしてもらう。
(留学生であった場合は、理想としては、自分の母国に、自分のネイティブ言語を武器にセールスすることをイメージしている。)
到達目標
・映画をはじめとするエンタメコンテンツビジネスの構造が分かるようになる
・コンテンツを海外に輸出(セールス)する場合の課題を理解し、ソリューションを考えられるようになる
・コンテンツのリメイクを実現するために実際にプロを相手にネゴシエーションを行い必要な技術を習得する
・積極的に、あらゆるきっかけを活用し、将来のビジネスに生かせる業界ネットワークを広げる
・各国の文化の違いによるローカライズの必要性の有無が判断ならびに手法を独自に考えられるようになる
授業内容のキーワード
日本IP、リメイク企画、グローバルディストリビューション、映像(映画・TV)ビジネス、Webマンガ
授業内容
・上半期:定期のラボ時間に基礎的な業界知識、映画ビジネス知識の講義を実施する。同時に実践作業を行っていく。
・下半期:実践とし、外部のプロ、場合によっては海外のコンテンツ関連企業とコンタクトし、リメイク企画の提案を行う。
・随時:年間を通じ、日本のコンテンツ保有企業、主に出版社との情報交換、折衝を実施する。
・実際に開催されるTIFFCOMなどの国際コンテンツマーケットに参加し海外への提案活動を実践する。
 ※講義には業界プロフェッショナルゲストを交えながら行いたい
 ※提案活動(セールス)のコーチについてはプロの映画セラーが担当する
・バイヤーによる指導サポートを組み込む。(日本IPグローバルチャレンジPJと同じ)

授業形式
講義・ディスカッション・実践
成績評価方法・基準
プロジェクトへの貢献(原作の要約・翻訳作業を含む企画制作段階での貢献) 50%
プロジェクトの成果 30%
授業態度(授業中の発言と質問の積極性) 20%
履修条件および学生へのメッセージ
①日本の小説や漫画の原作を理解できる能力がある
②それを、何らかの外国語に要約できる外国語能力がある(どの国の言語でも良い)

※②はMUSTではないが、外国語ができない場合は、サポートの役割となる。

→ex.
・中国人留学生が、原作を外国語に要約して、自分で中国や香港、台湾の映画会社、TV局、Webマンガ出版社に、リメイク制作の提案をしにいく。
・英語ができる日本人院生が、原作を英語に要約し、世界中の(英語はどの国にも通じます)映画会社・TV局、出版社に提案しに行く。
...などの方法が考えられる。
教科書
なし。体系的に書かれた書籍はない。
参考文献
教員よりその都度推薦する。