シラバス情報

科目名
プロダクトプロトタイピングⅠ
副題
アイデアを形にし、社会へのアウトプットまでを体験しよう
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
応用・実践
科目系統
E
開講時期
2Q
開講曜日
日曜日
開講時限
3限-4限
担当教員
菅原 のびすけ
定員
20名
単位数
1単位

授業概要
IoTに代表されるように、モノにプログラムが入り込む時代、クリエイティブアイデアを実際に試作しユーザーが触れるプロトタイプを、簡単に制作することができるような世の中になってきている。

本講義では、ラピッドプロトタイピングの考え方(プロトタイピングを通じたアイデアのブラッシュアップ・プレゼンテーション、PDCAサイクル)を身につけることを目指す。
ビジネスプランとして想定している製品のモックなどを作る際の基本的な考え方を身につける。

また、プロトタイピングのプロセスの一部である、他者からのフィードバックを貰うための情報発信やユーザーの巻き込みも宿題を通して体験を行う。

本講義では、特に、マイコンなどを使用したプロダクトを志向した開発手法に関して、最新の話題をピックアップして、演習形式で授業を進める。
到達目標
・安価なマイコンボードを用いて、ビジネスプランで想定しているコンピューターを組み込んだ商品のプロトタイプ(モック)を作成する基礎を理解する
・プロトタイピングツールを使う方法やAPIの繋ぎ合わせ方の基礎を理解する
・プロダクトの全体像をイメージしつつ、最小単位の実装及びデモができるようになる
・実装したプロトタイプを発信し、他者からフィードバックを貰える状態を作る
・身近な課題や、世の中の課題、自身の作りたい欲求に向き合いアイデアを出せるようになる
授業内容のキーワード
プロトタイピング、プログラミング、電子工作・IoT、LINE BOT、SNS発信

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
プロトタイピング概論/LINE BOT作成
・授業で目指すゴールの共有を行う
・プロトタイピングの世界の全体感を掴む
・開発環境の準備をし、作業ができる状態にする
ハイブリッド授業
第2回
プロトタイピング概論/LINE BOT作成
・Node.jsを利用できる状態にする
・LINE BOTの制作を行う
・マイコンボードの利用の導入を行う
・宿題実施で利用するSNS環境などの確認を行う
ハイブリッド授業
第3回
IoT開発ボード/電子工作入門
・マイコンボードとセンサーを接続する方法を学ぶ
・マイコンボードとLINE BOTを接続する方法を学ぶ
・宿題やプロトタイピング事例を通してプロトタイピングの世界観を学ぶ
対面授業
第4回
IoT開発ボード/電子工作入門
・マイコンボードとセンサーを接続する方法を学ぶ
・マイコンボードとLINE BOTを接続する方法を学ぶ
・宿題やプロトタイピング事例を通して世界観を学ぶ
対面授業
第5回
デバイスとWebの連携
ノーコードやローコードツールを通し、プログラミング以外の実装方法を学ぶ
対面授業
第6回
デバイスとWebの連携
ノーコードやローコードツールを通し、プログラミング以外の実装方法を学ぶ
対面授業
第7回
応用/Tips
その他実装におけるTips紹介を行う
ハイブリッド授業
第8回
デモ発表/プレゼンテーション
7回までに学んだ内容をもとにデモ+プレゼンテーションを行う
ハイブリッド授業

授業形式
演習形式で行う。
成績評価方法・基準
最終課題 50%
授業内課題 50%
履修条件および学生へのメッセージ
【モチベーション】
IoT、コンピューターやセンサーを組み込んだ商品開発、実験に興味のある学生。
作るだけではなく、作ったプロトタイプを発信していくことに興味のある学生。

【プログラミング知識の前提】
初歩的なプログラミングを理解していることが望ましい。
プログラミングそのものやifやforなどの基本構文の説明は省略する予定。
言語としてはJavaScriptを利用する想定。(Arduino言語も利用する可能性があります。)
プログラミング未経験者や自信が無い人は、ProgateのJavaScriptレッスン3までを事前履修必須。

【SNSアカウントの準備】
- 演習でLINEを利用する予定のため、LINEアカウント必須。
- 制作物はSNSへシェアを想定しているため、TwitterやInstagramなどの公開アカウント必須。

【その他条件】
演習形式で進めるため、欠席は不可。
教科書
講師オリジナルのWeb上のテキスト資料、講師オリジナルパワーポイント資料、
★各自、教員が指定するマイコンボード、および電子部品を購入することが必須(6000円程度〜)
参考文献
参考文献については講義内で適宜紹介する。