シラバス情報

科目名
プロデュース能力開発基礎Ⅱ
副題
NLP心理学による自他理解とコミュニケーション力・プレゼンテーション力の向上
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
S
開講時期
3Q-4Q
開講曜日
月曜日
開講時限
7限-8限
担当教員
田中 千尋・二階堂 忠春
定員
30名
単位数
1単位

授業概要
本講義では、NLP心理学の理論をコミュニケーションとプレゼンテーションに応用し、自己変革のための状態管理法や聞き手を引き付ける言葉の使い方など実践力を高めることを目的としたトレーニングを行う。プロデューサーや起業家は、適切なセルフコントロールに基づき周囲のメンバーに影響を与え、モチベーションを高めることが求められる。そのためには、多様なメンバーと効果的にコミュニケーションをとるための「自己理解・他者理解」が必要となる。本講義では、NLP理論に基づくWeb診断アセスメント「コミュニケーション特性検査」を活用し、自分の行動傾向や癖を理解するとともに、他者理解を促進する機会が得られる(個人結果報告書フィードバック付き)。聞き手を惹きつけるための「印象に残る伝え方」や、説得力あるプレゼンの技術などを習得するための講義とワークショップを行う。人間の認知の仕組みなどの理論と合わせて学ぶことで、自分の影響力を高め創造性を持って他者に働きかけるためのコミュニケーション&プレゼンテーションのノウハウについて概説する。
到達目標
・他者との関わりにおける自己理解・他者理解ができる
・チームと協働する際の効果的なコミュニケーション技術を習得できる
・説得力のあるプレゼンテーションの構成が理解できる
・自分の気持ちをコントロールし、相手に良き影響力を与える方法が理解できる
授業内容のキーワード
自己理解・他者理解、NLP心理学、チームビルディング、コミュニケーション、プレゼンテーション

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
効果的なコミュニケーションの全体像(二階堂)
本講義の全体像を共有する。NLP理論に基づき、効果的なコミュニケーションについて学ぶ。他者と信頼関係を構築するためのスキルや考え方を知ることで観察力・傾聴力を養い、効果的なコミュニケーション法とはどのようなものかを把握する。
遠隔授業
第2回
自己理解と他者理解 (二階堂)
「NLPコミュニケーション特性検査」の個人結果報告書に基づき、自己理解と他者理解を促進する。個々のコミュニケーション特性のパターンを理解し、他者とのプロジェクトや協働に活かす。
遠隔授業
第3回
柔軟性を高め行動の選択肢を増やす (二階堂)
物事の見方・捉え方を変化させ、柔軟に意識の焦点を変える方法を学ぶ。自身や他者の意識を効果的にリードするための伝える技術を身につける。
遠隔授業
第4回
伝わるプレゼンテーションの基本
〜話の構成法〜 (田中)
全体として一貫したメッセージを効果的に伝えるためのプレゼンテーション構成を理解する。仕事や日常生活ですぐに活用できる「型」を習得する。
遠隔授業
第5回
説得力を高める効果的な方法〜①ストーリーテリングの活用〜(田中)
聞き手の深層心理に効果的に働きかけ、説得力あるプレゼンテーションを行うための方法を学ぶ。全般的な話の構成法と組み合せ、ストーリーを活用する方法を学ぶ。
遠隔授業
第6回
説得力を高める効果的な方法
〜②非言語のコントロール〜(田中)
説得力を高めるための非言語コントロールの方法を学ぶ。声の出し方や姿勢、ボディランゲージなど言葉以外の印象をどのようにコントロールすれば効果的かを学ぶ。
遠隔授業
第7回
パフォーマンスを上げるセルフコントロール術 (田中)
イメージを活用し、高いパフォーマンスを上げる方法を学ぶ。自己の成功イメージを強化する方法をトレーニングする。
遠隔授業
第8回
プレゼンテーション演習(田中)
前講まで学んだコミュニケーション&プレゼンテーションのスキルを総動員して、各自がプレゼン実演を行う。
遠隔授業

授業形式
・理論を学び、それをワークショップ形式で体験しスキルを習得する。
・単なる知識のインプットではなく、グループでの考察、ディスカッション、相互フィードバックなどのファシリテーションを通じて、体験を通じて気づきを深める進行形式で行う。
成績評価方法・基準
授業態度(発言内容・発表・質問) 20%
FSのコメント(授業内容の理解度を評価) 50%
最終プレゼン 30%
履修条件および学生へのメッセージ
・日本語に精通していること。目安としては、母国語と同程度に日本語を習得していること。
・全講義を通じて共通のテーマを発展、フィードバックするように設計されているため、毎回参加することが望ましい。
・演習の連続で成り立っているため、遅刻および途中退席をすると授業についていけず、周囲に迷惑がかかることになるので2回の遅刻は1回の欠席とする。途中退席は欠席扱いとする。
・事前Web受検「コミュニケーション特性検査」受検費用として3千円が別途必要。

※初回授業の3日前までに、「コミュニケーション特性検査」のWeb受検を済ませておくこと。
教科書
「聞き手を熱狂させる!戦略的話術 〜オバマに学ぶNLPプレゼンテーション〜」(廣済堂出版、二階堂忠春、田中千尋著)
ISBN 978-4-331-51385-9
参考文献
参考文献については講義内で適宜紹介する。