シラバス情報

科目名
知的財産原論
副題
コンテンツビジネスにおけるライツ
科目カテゴリ
専門科目
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
S
開講時期
2Q
開講曜日
水曜日
開講時限
8限
担当教員
高瀬 亜富
定員
70名
単位数
1単位

授業概要
コンテンツビジネスにおける「ライツ」には、著作権、商標権等の知的財産権のような財産的権利にとどまらず、肖像権、プライバシー権、名誉権、パブリシティ権といった人格的な権利も含まれるため、その全体像を把握し、各権利の内容を理解するだけでも決して容易ではない。よって、本講義では、主にケーススタディ方式で、時にはディスカッション、あるいは、ワークショップ等も織り交ぜながら、より具体的なイメージをもって、「仮想体験」としてコンテンツビジネスにおける「ライツ」の概要を把握し、理解してもらうことを目的とする。
到達目標
・著作権法の基礎を理解し、習得する
・知的財産に関する契約の基礎を理解し、習得する
・具体的な事例を通じて、映画、音楽、出版、ゲーム等のコンテンツ領域において発生する「ライツ」の全体像を把握し、各権利内容を理解し、習得する
授業内容のキーワード
著作権、著作隣接権、著作者人格権、コンテンツビジネス、ライツ

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
ライツの全体像①
・コンテンツビジネスにおける著作権等について把握する。
遠隔授業
第2回
ライツの全体像②
・コンテンツビジネスにおける著作者・著作権者、著作権隣接権、商標権、パブリシティ権等について把握する。
遠隔授業
第3回
映像系コンテンツにおけるライツ①
・映像系コンテンツ(映画、放送番組、ゲームなど)の企画段階で処理すべき権利内容を理解する。
遠隔授業
第4回
映像系コンテンツにおけるライツ②
・映像系コンテンツの製作スキーム(製作委員会方式など)を踏まえて、「ライツ」の発生や運用方法を理解する。
遠隔授業
第5回
音楽系コンテンツにおけるライツ
・音楽系コンテンツにおける「ライツ」の基礎を理解する。
遠隔授業
第6回
出版系コンテンツにおけるライツ
・出版系コンテンツにおける「ライツ」の基礎を理解する。
遠隔授業
第7回
インターネットコンテンツにおけるライツ
・インターネットやSNSなどにおける「ライツ」の基礎を理解する。
遠隔授業
第8回
「ライツ」の最新トピックスに関するワークショップ
・最新の紛争事例や法改正の動きについてグループワークを行うとともに、講義全体の総まとめとして試験を行う。
遠隔授業

授業形式
基本的に講義形式だが、適宜学生に発言を求めることもある。
成績評価方法・基準
・参加態度(講義中の意見表明・質問等の発言回数や発言内容) 40%
・授業内試験 60%
履修条件および学生へのメッセージ
履修条件は特になし。予習や復習も(期末試験対策という観点を無視するならば)必要ありません。一緒にコンテンツビジネスにまつわる知的財産を勉強していきましょう。
教科書
毎回、教員が作成する資料を利用する。
参考文献
「プロデューサーカリキュラム」(経産省/UNIJAPAN)等。その他、別途事前に指定する資料。