シラバス情報

科目名
コンピュータグラフィックス基礎Ⅱ
副題
3DCADによるデザインの立体化とプロトタイピング
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
S
開講時期
4Q
開講曜日
水曜日
開講時限
7限
担当教員
星野 裕之
定員
25名
単位数
1単位

授業概要
ハードウェアを伴ったビジネスを始めるうえで重要なプロトタイピングを行う。設計ツールであるCADを学び実際に製造外注を体験する。
さらに、プロトタイピングを通して昨今叫ばれているデジタルトランスフォーメーションが何なのか、また行く末を紐解く。
また、ハードウェアスタートアップや開発を行う上で必要な製造発注作業をCADから行い実践的な方法を学ぶ。
最後に、各々が考えるプロトタイピングによって可能になるビジネスを発表しディスカッションを行う。
到達目標
・CAD/CAMの活用事例を知ることができる
・自身のサービスで使用する製品のプロトタイプをどのようにしてアウトプットする方法があるかが説明できる
・3DCADの基礎的な使い方を習得し、作成ができるようになる
・3D出力について理解し、適切な機器を使用できるようになる
授業内容のキーワード
CAD、プロトタイピング、デジタルファブリケーション、ハードウェアスタートアップ、デジタルトランスフォーメーション

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
講師生徒自己紹介 / 概要_1
自己紹介を行う/プロトタイピングとは実際のところ何なのか?デジタルトランスフォーメーションとは?DXの種類、歴史、今後を学ぶ
ハイブリッド授業
第2回
概要_2 / fusion360紹介
CADとプロトタイピングの関係、プロトタイピングとビジネスの関係を説明する/fusion360などのCAD環境を導入する
ハイブリッド授業
第3回
概要_3 / fusion360_1
Fab概要説明とLabproto説明を行う/CADで行う、レーザーカッター向けカットデータを製作する/基板CADと製作方法を紹介する
ハイブリッド授業
第4回
fusion360_2
レーザーカット製作物を観察する。UIの紹介、立体物の製作、寸法図の製作を行う/基板CADを体験する
ハイブリッド授業
第5回
fusion360_3
3Dプリンタ向けのデータ製作/fusion360での他社製作事例を紹介する/基板CADの製作物を観察する
ハイブリッド授業
第6回
fusion360_4
3Dプリント製作物を観察する/板金データの製作方法を説明する
ハイブリッド授業
第7回
fusion360_5
板金製作物を観察する/プロトタイピングとビジネスの関係についてディスカッションを行う/各々のプロトタイピングによるビジネスモデルの構築を説明する
ハイブリッド授業
第8回
発表
各々のプロトタイピングによるビジネスモデルの発表とディスカッションを行う
ハイブリッド授業

授業形式
講義形式
成績評価方法・基準
最終成果物(実際に造形物がある場合加点) 55%
講義内発言、発表 25%
フィードバックシートの内容(理解度) 20%
履修条件および学生へのメッセージ
履修条件
第2回までを目処に Fusion360のインストールし、起動確認をしてください。
講義内で環境構築のサポートは行いません。

自身の作るサービスにおいて、デザインとプロトタイピングの基礎的な知識から、実際に手に取れるものができるまでを体験したい方に向いています。
教科書
特になし
参考文献
・プロトタイプシティ 深センと世界的イノベーション 高須 正和  
・プロダクトデザイン 商品開発に関わるすべての人へ JIDA「プロダクトデザイン」編集委員会  
・プロダクトデザインの基礎 スマートな生活を実現する71の知識 JIDA「プロダクトデザインの基礎」編集委員会  
・Fusion 360 マスターズガイド ベーシック編 改訂第2版  
・インテルの製品開発を支えるSFプロトタイピング  
・デジタル原型師養成講座 プロとして通用するフィギュア作成技法 スーパーバイザー(藤縄)  
・世界ハッカースペースガイド (CodeZine Digital First) 高須 正和  
・アップルのデザイン 日経デザイン
・デザイナーのためのプロトタイピング入門