シラバス情報

科目名
ビジネスプランニング実践
副題
起業家精神と起業行動論
科目カテゴリ
専門科目
科目モジュール
応用・実践
科目系統
D
開講時期
3Q
開講曜日
土曜日
開講時限
3限
担当教員
鴨志田 晃
定員
20名
単位数
1単位

授業概要
ビジネスは、予測不能で想定外の事態に直面することがしばしばである。
一方で、予測に基づいたプランを持たないことを良しとするものではない。
授業では、起業に挑むための要件とその「思考と行動」の在り方について講義する。
将来、具体的な行動を起こしたいと考える人が身につけるべき知識や視点について、
実践的なプロジェクト演習を通じて説明する。
到達目標
・ビジネスプランニングに必要な基礎知識とスキル(ビジネスの設計方法、ファイナンス分析等)が身につく
・ビジネスの起業に求められる実践的な起業プロセスを理解し、具体的な行動プランが描けるようになる
・起業を成功させる起業家(アントレプレナー)が備えるべき基本的な要件について理解する
・ビジネスプランニングのための戦略ツールである「ビジネスモデルキャンバス」の使うスキルが身につく
・ビジネスプランの事例についてのクラス内での討議を通じて互いのアイデア創発が実現できる
授業内容のキーワード
起業家精神、ビジネスモデルキャンバス、ビジネスモデルと価値提案、起業プランと行動プログラム、ビジネス提案力とビジネスビジョン

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
オリエンテーション/起業家精神と起業プランニング
起業家精神(アントレプレナーシップ)とは何か?/ビジネスモデルキャンバスとは何か?についての議論を通じて理解を深める
遠隔授業
第2回
あなたの顧客は誰ですか?
価値提案と顧客ターゲット
起業行動プログラム/ビジネスモデルと価値提案/顧客ターゲット/主要購買要因(KBF)分析について学習する
遠隔授業
第3回
起業プランをつくってみよう(1)
起業プランの構成要素/起業プランと行動プログラム/起業プランと時間軸について学習する
遠隔授業
第4回
起業プランをつくってみよう(2)
創業チーム/資金集め/顧客獲得/事業収支分析/ビジネスパートナー/リソースが足りない!時間が足りない!何から始めるかについて学習する
遠隔授業
第5回
起業家は、どう行動するか?
予測不能な未来とその対処/リスクをどう捉えるか/失敗を恐れないはウソである/必勝の戦略で行くことの意味/予測不能性と行動プログラム策定について学習する
遠隔授業
第6回
ビジネスプランニング演習(1)
プロジェクト演習(1)/受講生による発表/グループ討議/全体討議を行う
遠隔授業
第7回
ビジネスプランニング演習(2)
プロジェクト演習(2)/受講生による発表/グループ討議/全体討議を行う
遠隔授業
第8回
最終課題/ビジネスプランと行動プログラム/起業の実践
まとめと全体討議/質疑応答を行い本講義全体の総括を行う
遠隔授業

授業形式
基礎的な知識や分析フレームワークについてのレクチャーと受講生の起業プランについての討議に基づくインタラクティブセッション、受講生による発表を組み合わせた講義+演習形式となる。
成績評価方法・基準
・授業内の発言内容 20%
・授業内の発言頻度 20%
・課題発表 30%
・最終レポート 30%

本授業では、自分自身の起業プランについての課題発表と最終レポートの提出を課す。
履修条件および学生へのメッセージ
・将来取り組んでみたい起業アイデアについてA4で5ページ以内にまとめたレポートを授業前に提出のこと。(レポートの形式は自由。内容も自由。提出した内容を本授業で取り上げて、プロジェクト演習を行っていただきます。)
・「ビジネスプランニング基礎」「アカウンティング」の両方を履修または同等の知識及び実践レベルであること。

本授業は、将来的に社内・社外にかかわらず、自らがリーダーとなり、起業に挑み、事業の育成発展を通じて、持続可能なビジネスを構築することに大きな意欲と関心を持っている人を対象とする。
教科書
「ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」アレックス・オスターワルダー&イヴ・ピニュール 著(翔泳社)
「実践MBA式経営学の教科書」鴨志田晃 著(ぱる出版)

ISBN978-4-8272-0971-6
ISBN978-4-7981-2297-7
参考文献
授業にて適宜紹介する。