シラバス情報

科目名
プログラミング基礎Ⅰ
副題
Python基礎
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
S
開講時期
3Q
開講曜日
金曜日
開講時限
7限
担当教員
茂木 健一
定員
28名
単位数
1単位

授業概要
小学校でもプログラミング教育が始まろうとしていて、英語や算数のようにあたりまえの教養になりつつある。あなたの眼の前にあるパソコンやスマホで動いているアプリがどのようにして動いているのか、どのようにして作ればよいのか理解することは、どのような職業についていても必ず役に立つことでしょう。自分のアイデアをインターネット上で実現する手助けにもなる。簡単なサービスであれば自分ひとりで作ることも可能である。
この講義では、Webサイトや人工知能、IoTデバイスでもよく使われ、初心者にとっても導入・理解しやすいPython言語を使ってすすめる。
Ⅰ では主にPythonに慣れることを目的とし、基礎固めをメインにプログラミング実習をしながらプログラミングの仕組みを理解していく。
最近のスクールなどではいきなりWeb開発から着手し、かなりの部分がブラックボックスなまま進められる講義が多い。できる限り初心者でもわかりやすいように教え、プログラムのコピペだけではなく自分で考えながら課題を進め、ブラックボックスな部分がなくなるように講義を進めていく。
到達目標
・Pythonの基本文法が理解できる
・簡単なPythonプログラムが作成できる
・Pythonの実行環境を操作できる
・簡単な仕様に応じて、プログラムを自力で作成できる
授業内容のキーワード
Python基礎、関数、コンテナ、ループ、モジュール

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
序論
講義のすすめかた、プログラミングが動く仕組みから、Pythonの概要、本講義のゴールを明確にしプログラムが動くとはどういうことなのかを議論していく。
キーワード:プログラミング・Python
遠隔授業
第2回
環境準備
Pythonの実行環境を操作し、簡単なサンプルプログラムを動作させる。まずは、Pythonの環境に慣れましょう。
キーワード:Python環境・Pythonを実行する・GoogleColaboratory
遠隔授業
第3回
Pythonプログラミングの基本
Pythonの文法(ルール)はたくさんある。これらの基本部分を一通り覚えないとプログラミングはできない。まずはいろんなキーワードを覚えて耳でなれていきましょう。キーワードごとに実際に動かしながら理解を深めていく。
キーワード:print・コメント・型・定数・変数・エラー・演算子・条件文・文字列操作
遠隔授業
第4回
関数/Function
同じプログラムを何度も使う場合は関数が便利である。関数を覚えるとプログラムが構造化され楽に作れるようになる。楽する方法を覚えましょう。キーワードごとに実際に動かしながら理解を深めていく。
キーワード:関数・スコープ
遠隔授業
第5回
コンテナ/データ構造
大量のデータや複数の値が組み合わさった複雑なデータもコンテナを覚えると単純に扱うことができる。データ管理を楽にする方法を覚えましょう。キーワードごとに実際に動かしながら理解を深めていく。
キーワード:コンテナ・リスト・タプル・ディクショナリー
遠隔授業
第6回
繰り返し/Loop
データを一覧で表示するときなど、繰り返し同じ処理を実行する場面がたくさんある。繰り返しの処理を覚えて大量のデータもわかりやすく単純に処理しましょう。キーワードごとに実際に動かしながら理解を深めていく。
キーワード:for・range・while・break・continue・二重ループ
遠隔授業
第7回
モジュールとファイル
他人が作った便利な機能(モジュール)を使えるようになると遥かに簡単に複雑なプログラムを短期間で作れるようになる。プログラムにおいて、CSVファイルのような外部ファイルを自動的に加工して新しいファイルを作成する場面がたくさんある。モジュールを覚えて、ファイルの扱いを学び、ファイルの加工処理を自動化しましょう。キーワードごとに実際に動かしながら理解を深めていく。
キーワード:import・open・read・write・csv
遠隔授業
第8回
Pythonの基礎確認テストと解説
過去の復習とPythonの基本文法を中心とした確認テストを行う。
遠隔授業

授業形式
講義・実習・課題
成績評価方法・基準
授業内課題 40%
最終課題(試験) 20%
授業内での発言 40%
履修条件および学生へのメッセージ
1.受講時にChromeが動作するPC(OSはMac/WindowsXP/Vista/Windows7・8・8.1・10のいずれか)を持ち込めること
2.新規フォルダーやファイルの作成、既存ファイルを開いて編集ができること
3.持ち込んだ自分のPCを理解しており、管理者権限を所有し、ノートンセキュリティなどのセキュリティ機能を停止できること
4.持ち込んだPCをインターネットに接続できること
教科書
毎回・教員が作成する資料を利用し、テキストは毎回ファイルとして共有し配布する。
参考文献
参考文献については講義内で適宜紹介する。