シラバス情報

授業コード
12300004
講義名
デッサン基礎 [ライブ型・点呼]
開講時期
2021年度2Q(前期)
科目分類
基礎
科目分野
造形基礎
教員名
中村 泰清
実務家教員
履修年次
1
単位数
2単位
曜日時限
金曜5限、金曜6限

学習目標 (到達目標)
デッサンを通じて、あらゆる表現に於ける基本的な捉え方と考え方及び表現技術を身につけることを目標とする。そして具体的な観察方法及び必要な概念を、個々の生徒が各自のスタンスで研究し発見できる事を目標とする。
授業概要 (教育目的)
いかなる表現を行うときも、デッサン力は、すべての表現に通じる基礎となるものである。本講義は、デッサン演習1・2へのスムースな導入を目的としている。身の回りのモノの形の正確な捉え方を学ぶことから始める。単に絵がうまく描けるようになることを目的とするのではなく、デッサンは、表現者にとって、発想の原点であり、また想像力と深淵な関係を持っている事を学ぶ。先ずは、観察から引き出される探究心の扉を開けることから始める。また、他者との関係に於いても、コミュニケーションを円滑に行うための技術であるという観点を持つ講義となっている。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
100点を満点とし、60点以上で単位を与える。点数の構成は(提出作品の平均点数評価と授業態度)
ただし、ビン、自画像、2課題の提出を必須条件とする。公欠は2回まで認める。
また、出席率70%以上を単位修得条件とする。
期末試験の内容
成績評価は出席と授業態度及び提出作品で評価するので、試験は実施しない。
また、最終評価点数が50点以上60点未満の生徒に対しては、補講を実施し再度単位認定の見直しをする。
課題の内容

授業内容
第1回
[デッサンの心構え]
デッサンに必要な「もののみかた」を学ぶ。観念的なみかたと、観察から学ぶ先入観の少ないものの見方の違いを、演習形式で学ぶ。実際に各自の手をモチーフとし、先入観の少ない形の捉え方を学ぶ。深く観察しながら、境界線を発見し、図と地での見方を利用して、自分の中の観念的な見方と対立していく。形の正確さより、実感のこもった観察した結果を表現していくことに、優先順位を置く。
第2回
[ビンの輪郭表現1]
ノートPCとPHOTOSHOP&ペンタブレットの準備。画像からのビンのライン抽出方法及びデッサンにおける利用手順と捉え方。
第3回
[ビンの輪郭表現2]
PHOTOSHOP&ペンタブレットの準備。画像からの抽出したラインをもとに画用紙に鉛筆でビンの境界線を描く。
第4回
[基本形態:立方体と講評]
人工物の基本形の一つである立方体のライン取りを通じて、形としての捉え方とパースペクティブな概念的捉え方の両面から学ぶことで、3次元と2次元の変換作業における認識の違いを実感し、固定観念を持たない表現に活かす方法を学習する。
第5回
[自然物:ピーマン1]
自然物はとても複雑で、概念的思考だけでは理解や表現が困難である。しかしながら形として捉えることで、素早く本質を捉えてライン取りすることが可能となる。
第6回
[自然物:ピーマン2]
自然物はとても複雑で、概念的思考だけでは理解や表現が困難である。しかしながら形として捉えることで、素早く本質を捉えてライン取りすることが可能となる。
第7回
[自画像ライン1]
自画像は、固定観念でとらえてしまう最も表現が困難なモチーフの一つである。したがって、新しい発見の観察が困難である。また、全体と部分の関係性を意識すること固定観念以外の方法で意識することも困難なモチーフでもある。このチーフ表現において固定観念を外すことが自画像表現のテーマである。
第8回
[自画像ライン2]
自画像は、固定観念でとらえてしまう最も表現が困難なモチーフの一つである。したがって、新しい発見の観察が困難である。また、全体と部分の関係性を意識すること固定観念以外の方法で意識することも困難なモチーフでもある。このチーフ表現において固定観念を外すことが自画像表現のテーマである。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
三菱ユニ推奨 (B・2B)×2本 (4B・HB・H・2H・4H)×1本 合計9本(必要最低限)カッターナイフ1本 ねりけしゴム1個 マスキングテープ

参考文献
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
教員連絡先