シラバス情報

授業コード
12520001
講義名
広告発想論B [ライブ型・FS]
開講時期
2021年度2Q(前期)
科目分類
基礎
科目分野
造形基礎
教員名
鈴木 雄飛
実務家教員
実務家教員
履修年次
2〜3
単位数
1単位
曜日時限
火曜2限

学習目標 (到達目標)
みなさんの多くは将来「何かをつくる」人だと思います。
つくるという行為は、大抵の場合、つくって終わりではありません。
それを見たり、使ったりしてほしい人が必ずいるはずです。

裏を返せば、知ってもらえなかったら”存在しないのと同じ”。
相手の中では、あなたがつくったことにさえならないのです。

届けるまでが、つくること。
忙しい日常生活の合間にSNSやスマホゲーム、Youtubeにのめり込む現代人が
どうすれば立ち止まり、興味を持って、話を聞いてくれるか。
欲を言えば、好意や共感をもって、いっしょに広めてくれるか。

そのことに人生をかけて悩み、編み出された優れた広告アイデアが世界中に存在します。
それはみなさんが思う「広告」とは、ちょっと違うかたちをしていたりします。

そうした、優れた広告アイデアから「広告的発想」を盗み取り、
少しでも多くのエッセンスを自分のものにすることがこの講義の目標です。

講義で身につく能力は、届けたいものを届け切ること以外にも応用が効きます。
これからの人生で直面する多くの課題を、鮮やかに解決する発想力を芽吹かせます。
広告業界で働くとしても、そうでないとしても、それは有効で、かつ必要なスキルです。
授業概要 (教育目的)
世界中の優れた広告アイデアの事例シャワーを浴びてもらいます。
理屈よりも感覚の次元で「面白い!」「こういうのを思いつきたい!」を育みながら、
それらがどのような発想・思考プロセスによって作られているのかを理解していきます。

それにより、自分自身が直面するありとあらゆる課題を
「広告的発想」によってクリエーティブに解決することができるようになる素地を作ります。
(それは単に「ものを売る」のような従来の広告が目的としていた課題解決に留まりません)
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
出席率:60%
授業でのパフォーマンス:30%
最終課題:10%
期末試験の内容
第7回に発表される課題を提出し、最終回にて全体講評。
課題の内容
第7回に発表します。

授業内容
第1回
世界中の優れた広告コミュニケーション事例を鑑賞し
「何が優れているのか」「どういった点が人の心を動かしたのか」を議論する。
第2回
世界中の優れた広告コミュニケーション事例を鑑賞し
「何が優れているのか」「どういった点が人の心を動かしたのか」を議論する。
第3回
世界中の優れた広告コミュニケーション事例を鑑賞し
「何が優れているのか」「どういった点が人の心を動かしたのか」を議論する。
第4回
世界中の優れた広告コミュニケーション事例を鑑賞し
「何が優れているのか」「どういった点が人の心を動かしたのか」を議論する。
第5回
世界中の優れた広告コミュニケーション事例を鑑賞し
「何が優れているのか」「どういった点が人の心を動かしたのか」を議論する。
第6回
世界中の優れた広告コミュニケーション事例を鑑賞し
「何が優れているのか」「どういった点が人の心を動かしたのか」を議論する。
第7回
世界中の優れた広告コミュニケーション事例を鑑賞し
「何が優れているのか」「どういった点が人の心を動かしたのか」を議論する。
最後に課題を与え、これまでの知見を生かして広告発想を実践してみる。
第8回
課題発表、ディスカッション

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
随時紹介

※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
広告的発想に興味を持てるか。実際に触れてみて面白いか。
考えてもわからないことは、考えてもわかりません。
それは「考えが足りていない」のではなく「情報が足りていない」のです。

なので、この講義はなるべく気楽にお試しできるような気分で。
成績評価は出席率重視です。第7回を除いて課題も出しません。
参加ハードルは低く、けれど楽しさは高くいきましょう。
講義内でみなさんと刺激的な議論ができる時間を多く設けたいと思います。

最後に3点。
1、講義は日本語で行われます。なので日常会話レベル以上の日本語レベルを求めます。
2、4Q実施の「広告制作II」の下地作りという側面もあるため、ぜひ合わせて履修ください。
3、担当教員のゼミ(コミュニケーションデザインゼミ)を希望する方は履修を推奨します。
教員連絡先
yuuhi_suzuki@dhw.ac.jp