シラバス情報

科目名
ゲームラボ
副題
VR・AR・XRを使ったゲーム実践開発
科目カテゴリ
研究実践
実施方法
対面授業
開講時期
通年
開講曜日
火曜日
開講時限
7限
担当教員
新 清士
定員
10名
単位数
3単位

授業概要
このラボでは、バーチャルリアリティ(VR)を実現するヘッドマウントディスプレイや、スマホなどに搭載されているAR機能を利用して、XRゲーム・サービスのプロトタイプを短期間で開発し、それを外部に向けて発信することで、新しいイノベーションを創出する能力を養うことを目標とする。また、ゲーム開発だけでなく、Vtuberに代表されるようなXRを利用したサービスとして表現する内容のプロジェクトでも可とする。
また、XRの動きを中心に、日本や世界のゲーム産業がどのように変化しているのかを、座学的な形で学び考える機会も、多く用意する予定である。
到達目標
・VR/AR/XRを使ったゲーム・サービスの企画・開発を、チームで実現できるようになる
・スケジュール管理やチームマネジメントなどのスキルの習得を目指す
・外部のフィードバックを得ることで、洗練させていく重要性を学び、そのプロセスを習得する
・新しい技術に対しての感受性を育て、産業のトレンドを適切にできるようになる
授業内容のキーワード
バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実(AR)、XR、ラピッドプロトタイピング、ゲーム開発
授業内容
●ラボ活動予定
2021年5月         研究室勉強会 VR/AR/XRを知る
2021年6月         企画とデザイン(ゲーム1)
2021年7月         開発(ゲーム1)・ラボ内プレゼンテーション
2021年10月       企画とデザイン(ゲーム2)・外部イベント展示
2021年11月       開発(ゲーム2)
2021月12月       開発(ゲーム2)
2022年1月         開発(ゲーム2)・ラボ内プレゼンテーション
※開発は、進行をみて3回以上とする可能性がある。

授業形式
・授業内容は、XRやゲーム産業についての最新トピックについての解説、チーム分けによる開発状況についての進捗発表、各チームの打ち合わせという構成になる。
・プレイテストや展示等にあてる回もある。
成績評価方法・基準
ラボ期間中のプロトタイプ開発の完成度への貢献度 60%
開発についてのプレゼンテーションといった経過報告への貢献度 20%
受講姿勢(ラボ授業での発言、ファシリテート、企画案の提出、全体進行への貢献度) 20%
履修条件および学生へのメッセージ
・受講する学生は、コンテンツ制作(プログラム、CG制作など)に必要な能力を持っていることが望ましい。特に、ゲーム開発には必須となるゲームエンジンとして標準の「Unity」や「Unreal Engine 4」を使うスキルは必要になる。ただし、ゲームエンジンの使い方は自己学習でも、習得可能なため、履修選択時に、技術力が不足していることを理由に履修を拒むことはない。

・開発機材として「Oculus Rift」や「HTC Vive」「Oculus Quest」といったVRハードや、それを動作させるためのPC環境が必要になる。個人で所有していることが望ましい。大学院が所有するHTC Viveを借りて開発することはできる。

・ゼミの時間は進捗や業界動向の解説についての議論などに費やすため、ゲーム開発といった実践活動は、ゼミの時間外の活動時間に行う前提で受講すること。

・外部イベント展示等での、参加費・交通費等は各自の実費負担とする。

・面談必須。4月中下旬に予定されているラボ説明会にて教員と面談、もしくは、メールにて相談必須。ラボ説明会に参加できない場合は、新(sakugetu@gmail.com)まで、連絡をすること。
教科書
新清士『VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む 』NHK出版新書 2016年5月
参考文献
VR関連の有力ニュースサイト Mogura VR https://www.moguravr.com/