シラバス情報

科目名
特別講義E
副題
デジタルビジュアライゼーションにおける産業応用
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
SEAD特別講義
科目系統
SEAD特別講義
開講時期
1Q
開講曜日
金曜日
開講時限
7限
担当教員
小畑 正好
定員
30名
単位数
1単位

授業概要
今やCGでコンテンツを制作するかの様に企画設計される製造品。絵に描いた餅が実物になる様々な工業分野でのデジタルビジュアライゼーションを、生産工程や工作設備と照らし合わせて解説。現代の物作りの現場で、プロセスの起点であるCADやCGの活用事例を学ぶ。今後様々な製造業で必要視される3Dモデリスタや設計技術の概要を理解する事ができる。
到達目標
本科目はコンテンツの制作やプロデュースではなく、工業製品の製作やリリースの為のデジタル技術の基礎学習科目となる。コンピューターを使ってプロダクトの設計ツールや生産工程から、起業の為の物作りの基本を学ぶ為に、CADやCG、CIM、CAE…とその変革を取り上げ、今後商品の生産設計がどのように進化して行くかを見定める知識を習得し、実業応用を目指せるスキルを養う。
・CG・CAD・CIM・CAE等、プロダクト生産におけるンピューターによる設計生産支援システムの関連専門用語の理解ができる
・プロダクト生産におけるCG・CAD・CIM・CAE等、支援システムを有効活用した最新のワークフローの理解ができる
・設計〜生産〜マーケティングにおけるプロダクト設計生産支援システムを応用した現在のビジネスモデルの理解ができる
・上記一連の分野の実用例とこれからの応用の可能性の考察ができる
授業内容のキーワード
CG、アパレル、VR、CAD、設計、PLM、CAM、3D、ソリューション、CIM、プロダクト、シュミレーション、BIM、建築、マーケティング

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
デザインと製造の変革
定規からコンピューターへ、理想の未来型の定義を学ぶ。
対面授業
第2回
CG > CAD > CAE > CAM > CIM > PLM
意匠ー設計ー生産工程等、今後の開発余地を考察する。
遠隔授業
第3回
デザイン・設計・シミュレーション・コントロールAI・VR・3D
シングルソースプロダクト〜データードリブンマーケティング他、今開発の進む分野を覗く。
遠隔授業
第4回
建築応用の今日までと発展展望
ランドエスケープ、施設、建築物大規模生産財のDXシステムを知る。
遠隔授業
第5回
中小工業応用の今日までと発展展望
家電、家具、雑貨、アート等(中小工業:主に人が外的作用を可能とする大きさのプロダクト群)のDXシステムを知る。
対面授業
第6回
大型工業応用の今日までと発展展望
乗り物、仮設立体物等(大型工業:主に人が内在する規模或いは複合構成体による大型プロダクト群)のデジタライゼーションを知る。
遠隔授業
第7回
軽産業応用の今日までと発展展望
アパレル・ファッション、ファブリック、医療(軽産業:不定変形する軟質素材あるいは微細組成による機能製品等)のデジタライゼーションを知る。
遠隔授業
第8回
未来展望
原子から宇宙やマテリアルから複合ビジネスまで様々な可能性を探る。
対面授業

授業形式
座学講義
成績評価方法・基準
FSの提出内容 70%
授業中の発言と質問 10%
授業中の小課題 20%
履修条件および学生へのメッセージ
産業で実用化されているデジタル映像技術の概論です。
製造業での設計や商品企画は今やCADやCG等、映像や画像のCG制作に近いプロセスで行われています。
コンテンツではなく工業製品の為のデジタルビジュアライゼーションを学び生産業の起業や実務応用に役立てます。
教科書
教員が作成する資料を利用する。
参考文献
授業内でその都度紹介する。