実務家である弁護士が「犯罪者」という点について、「どうなると犯罪者となってしまうか」を規律する「刑法」と「犯罪者になった場合に受ける捜査や裁判等」を規律する「刑事訴訟法」を「実際の現場はどうなっているか」という観点から解説する。 また、「更生」という点について、更生のための制度や弁護士等の活動について、弁護士自身の経験を踏まえ、海外の制度も比較しながら詳しく解説する。 したがって、到達目標は、 ・日本の刑法・刑事訴訟の基本的な概念を理解すること、 ・実際に実務で行われている捜査実務や裁判手続を理解すること、 ・更生のための制度や弁護士等の活動を理解すること を通じて 「犯罪を犯してしまった人の立場を多角的な視点から捉えられるようになること」 である。 「生の事件」をもとに可能な限り具体的に解説していく予定であり、ハートが熱くなるようなものにしたいと考えている。 刑事事件に関わる内容のコンテンツ(例えば、映画、ドラマ、アニメなど)を制作することを志す者にとっては実際に作品を作る上での材料(ヒント)も見つけられればそれはなお望ましいことである。
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