シラバス情報
教員名 : 末永 剛
科目名
コンテンツデザインB
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
実践・応用
科目系統
D
開講時期
3Q
開講曜日
水曜日
開講時限
7限
担当教員
末永 剛
定員
80名
単位数
1単位
授業概要
実践的なアートディレクションの手法を通して、視覚的な領域をトータルコントロールする力を身につけることを目的とする。様々なデバイス・プラットフォームへの「フィット力」、小さなサイズでも印象に残りそこにメッセージをまとめていく「抽象化」、多くの情報の中でも埋もれない「個性」をどのようにデザイン、構築、ディレクションしていくかを学ぶ。「プロジェクトの『キービジュアル』(name+logo+image)を完成させる」という課題を設定し、実際にデザインする流れを通して、実践で役立つ力を身につける。
到達目標
(1)事例を集めトレンドを掴みデザインの引き出しを増やすことができる。
(2)デザインの視点でモーショングラフィックが分析できるようになる。
(3)アートディレクションの考え方を身につけることができる。
キーワード
デザイン、アートディレクション、広告、デジタル、次世代の表現
回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
テーマについて
様々なビジュアル要素をコントロールする前に、「テーマ」がとても重要である。軸となるコンセプトを明確にし、どのクリエイティブもそのコンセプトに帰結できるアウトプットについて考える。
遠隔授業
第2回
リサーチについて
過去の事例を紹介しつつ、リサーチの方法についても検証する。デジタルの進化、発達によって、様々なツールが生まれ、なんでも検索できるからこそ、他の人と違ったアイデアのきっかけを産むために、独自のリサーチ法を持っていることが強みとなる。
遠隔授業
第3回
チームについて
全ての領域を一人でカバーするのではなく様々な専門家と一緒にプロジェクトを進める事でよりプロジェクトのクオリティが上がる。アートディレクションする上で、どんなチームが良いのか、実践的なスタッフィング、そしてビジュアル面での共通認識をそろえる方法、ツールなどを学ぶ。
遠隔授業
第4回
アイデアについて
構築的なアイデアの考え方とアウトプット発想の考え方があり、アートディレクターは後者と言われることが多い。その上でデジタル発想のアイデアの見つけ方を過去事例とともに検証しつつ、実際にブレストでのアイデア出しをどうやっているのか学ぶ。
遠隔授業
第5回
アウトプットについて
メディアが増え、様々なアウトプットが必要になり、それに伴ってアウトプットのフォーマットも多様化している。過去から現在までのメディアの移り変わりとともに、様々な出力方法を学ぶ。
遠隔授業
第6回
フィジビリティについて
どんなアイデアも実現しなければ意味がないので、アイデアをどう実現するのか、実現可能性の検証方法を学ぶ。"
遠隔授業
第7回
ドキュメントについて
ドキュメントをいかにデザインするかで、そのプロジェクトの評価が決まる。その重要性を学ぶとともに、ドキュメント化する方法を学ぶ。
遠隔授業
第8回
プレゼンテーション
自分の考えたプロジェクトを1つのキービジュアルにして発表する。
遠隔授業
授業形式
講義形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
(1)FS提出/レポート内容(50%)
(2)授業内での発言・質問(5%)
(3)課題提出(25%)
(4)最終課題提出(10%)
(5)提出作品クオリティ(10%)
履修条件と留意事項
履修条件:履修登録時に、過去自分でデザインをした制作物を2つ以上のせたポートフォリオを提出すること。ただし画像(動画)データだけでなく、デザインの意図をコメントとしてつけること。
対象者:アートディレクション(特にデジタル領域)に興味のある学生、初歩的なデザインの知識、技術を持っている学生が対象。
教科書
なし
参考文献
参考文献については講義内で適宜紹介。