シラバス情報

科目名
テクノロジー特論D(人工現実)
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
実践・応用
科目系統
E
開講時期
4Q
開講曜日
水曜日
開講時限
8限
担当教員
白井 暁彦
定員
80名
単位数
1単位

授業概要
「人工現実」を用いて、企画設計者としての体験を設計し、生み出せる人物を育成することを目的とした講義である。本講義は、VRエンタテイメント歴史や科学と最先端のメタバースでのコミュニケーション設計の知識を学び、Mozilla Hubsを用いた世界設計、VTuberの設計・制作・プロデュースなどの発信技術、ジェネレーティブAIなどの先端技術を使った人工現実の最先端などを毎週の課題制作を通して学び、企画制作や研究開発の分野で楽しみを生み出せる人物を育成する。
到達目標
「人工現実」、特にエンタテイメントやソーシャルVR、ジェネレーティブAIを中心としたメタバースを構成するテクノロジーの現在を理解し、デジタルコンテンツマネジメント修士として
(1)VTuber (2)WebXR技術 (3)ジェネレーティブAI技術を修得し、自律的に企画設計や社会実装型プロジェクトを進めることができるようになる。
キーワード
VR、人工現実、VTuber、WebXR、Generative AI

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
人工現実概論
人工現実の現在過去未来
遠隔授業
第2回
ジェネレーティブAI
画像生成AIを体験し、本講義での作品制作、課題提出のプロセスを学ぶ。
遠隔授業
第3回
令和のメタバース
WebXR, NFTやWeb3、VTuberといった新しいエンゲージメントをSNSを使って構築し自らの手でメタバースと呼ばれるコンテンツを作る方法を学ぶ。
遠隔授業
第4回
メタバース年賀状の試作
Mozilla開発のソーシャルVR「Hubs」を用いて、メタバース年賀状の制作を通してメタバース空間設計を学ぶ。
遠隔授業
第5回
メタバース年賀状のデプロイ
「Hubs」とNTT開発の「DOOR」を用いて、メタバース年賀状を完成させる。
遠隔授業
第6回
VTuberを設計する
VTuberやリアルタイム3Dキャラクタライブエンタテインメントについて先端の知識や意味、最新の映像技術やイベント開発手法について学び、自分でキャラクター設計シートを起こしてみる。
遠隔授業
第7回
VTuberを発信する
動画制作だけでなく、TwitterやYouTubeといったSNSアカウントを使い、バーチャルな人格であるVTuberをSNS上にリリースし、コミュニケーションやエンゲージメント設計を学ぶ。
遠隔授業
第8回
人工現実の未来開発
メタバース時代における挑戦やキャリアデザインについて、総合的なまとめを行う。特に「人工現実」でどのような人工的な現実をどのような場に作り出していくのか、VRでどのような現実の不可能を可能にしていくのか、提案力や社会実装力を深めていく。
遠隔授業

授業形式
講義形式および演習形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
単位取得の前提条件:毎回の課題をすべて提出していること。
(1)ジェネレーティブAIを使ったポートフォリオ制作(10%)
(2)メタバース年賀状の制作および評価(30%)
(3)VTuber動画の製作及び発信(20%)
(4)最終課題の企画提案および発信の総合評価(30%)
(5)授業への貢献(授業内容レポートのSlack内やTwitterへの共有や受講者への知識・感想の展開)(10%)
履修条件と留意事項
TwitterやYouTube、Slackといった日本社会において一般的なSNSをアカウント作成から行い、Google Slidesなどのクラウド環境を課題提出に使用する。
教科書
なし
参考文献
「AIとコラボして神絵師になる 論文から読み解くStable Diffusion」/白井暁彦/インプレスR&D/ISBN-10 4295601381 ISBN-13:‎ 978-4295601388
「白井博士の未来のゲームデザイン -エンターテインメントシステムの科学-」/白井暁彦/ワークスコーポレーション/ ISBN-10 4862671586 ISBN-13: 978-4-86267-158-5
「バーチャルリアリティ学」/ 日本バーチャルリアリティ学会 編・発行  舘暲他/コロナ社/ISBN-10: 4904490053 ISBN-13: 978-4904490051