シラバス情報
教員名 : 高橋 光輝
科目名
コンテンツマネジメント概論
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
A
開講時期
3Q
開講曜日
金曜日
開講時限
8限
担当教員
高橋 光輝
定員
80名
単位数
1単位
授業概要
本授業は、コンテンツマネジメントとは何かを定義し、コンテンツマネジメントを実践している現場(コンテンツプロデュース)の実態を詳しく説明する。その上で、それに関わるコンテンツ分野の研究(論文等)も紹介しながら、この研究がどのようなプロセスを経て構築されたものなのかを理解し、その方法論を具体的に提示するものである。このプロセスを通して、コンテンツマネジメントを正しく理解し、説明できるようになる。そして現場のノウハウを実践知として、論文にするため方法論も学習する。
到達目標
(1)コンテンツマネジメントを行う「プロデューサー」とはどのような役割と行動をしているのかを理解し、プロデューサーを他者に言語で説明できるようになる。
(2)専門職大学院における「理論教育」の意義を理解し、本学の学習成果として学術論文とビジネスプランの目的と内容の違いを判断できるようになる。
(3)コンテンツ分野の学術的な知がどのように蓄積され、文章化されているのかを理解し、自身の研究分野の独自性を説明できるようになる。
キーワード
コンテンツマネジメント、プロデューサー、学術研究
回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
コンテンツ分野における学術研究の意義
学問領域によって異なるコンテンツ分野の研究内容を近年の動向やニーズから説明する。
遠隔授業
第2回
コンテンツ分野の研究事例
コンテンツ分野の教育は高等教育機関でどのように取り扱われるべきなのかついて、映画人材を育成するアメリカの大学の事例を基に、実際に行われている教育課程や、教育手法、教育環境などを実証的に解析し、効果的な教育方法を解説する。
遠隔授業
第3回
なぜプロデューサーは必要かー産業構造から考えるー
コンテンツを開発する主体として、プロデューサーと呼ばれる人々に焦点を定める。映画プロデューサーはなぜ必要なのか。映画産業の歴史とともに誕生したプロデューサーについて、必要な能力や仕事内容を学習する。
遠隔授業
第4回
プロデューサーシップ
経営学の領域にで研究されたプロデューサーに関わる代表的な研究事例を解説する。プロデューサーの3類型やプロデューサーのポジションシフト、分業、クリエイティブの作り方など。
遠隔授業
第5回
テレビ番組におけるプロデューサーとは
テレビ番組におけるプロデューサーは、どのような役割があるのか。日本独自のプロデューサーの慣例事項とはどのようなものか。多様な職種と共同作業を行うテレビのプロデューサーのキャリアと必要な能力を解説する。
遠隔授業
第6回
アニメーション産業におけるプロデューサーとは
アニメーション産業におけるプロデューサーは、他の産業と比べ役割にどのような違いがあるのか。国内、海外と異なったパートナーを相手に業務を行う際の違いについても解説する。
遠隔授業
第7回
なぜ、それは儲かるのか: 情報社会で「勝つ」ビジネスモデル
新ビジネスが急速に成長する現象が起きている。そのビジネスモデルは、「フリー(Free)」「ソーシャル(Social)」「価格差別(Price discrimination)」「データ(Data)」という、たった4つのキーワードで構成される。本講義では、具体的な事例やエビデンスを踏まえながら、このFSPDモデルを軸とした、情報社会の新しいビジネス法則を明らかにする。
遠隔授業
第8回
コンテンツビジネスを支えるプラットフォーム
多くのコンテンツビジネスは、プラットフォームによって支えられている。ゲームビジネスであればPCやSwitchなどのゲーム機、音楽であればSpotifyやApple Musicなどがプラットフォームの例である。講義では、プラットフォームとはなにか、プラットフォームのビジネスがどのような論理に支えられているのかを考える。
遠隔授業
授業形式
講義形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
(1)FSのコメント (30%)
(2)授業中の発言や質問(回数や内容)(50%)
(3)レポート提出(2回)必須(20%)
履修条件と留意事項
デジタルコンテンツに関する研究を行っている者がゲスト講師として参加するが、ゲストの都合により授業の予定が変わる場合がある。
毎回授業中にチャットで課題や回答を求める為、チャットに全員回答する事が必須となる。
教科書
なし
参考文献
参考文献については講義内で適宜紹介する。