シラバス情報

科目名
空間構成学
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
A
開講時期
1Q
開講曜日
水曜日
開講時限
8限
担当教員
谷川じゅんじ
定員
80名
単位数
1単位

授業概要
空間を「場」として捉え、さまざまな意思伝達を目的化し、機能と作用を交差しながら時間軸に沿って組み立てていく思考アプローチ「スペースコンポーズ」の視点から、さまざまな事例を交え、これからの暮らしをデザイン的に思考し実践化するプロセスを紹介する。実空間もデジタル空間も核は人の意識が中心であり、対象者との相互コミュニケーションの必然性はどちらも同じである。人のこころを動かし共感を生み出すための考え方を、事例を交えてレクチャーする。ニューノーマル時代のイノベーションクリエイターの育成を目指す。
到達目標
(1)空間を主体としたコミュニケーションデザインの体系的な思考・理論を理解することができる。
(2)概要、到達、仕組み、評価を軸にした実践的なプロジェクトの起案方法を習得することができる。
(3)未来に向けたパーパスデザイン、ソーシャルデザイン、レジリエンスデザインの知見を獲得することができる。
キーワード
空間デザイン、空間コミュニケーション、パーパスデザイン、ソーシャルデザイン、レジリエンスデザイン

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
空間構成学とは
空間を構成するという視点
遠隔授業
第2回
プロジェクトオーガニゼーション
プロジェクト創出のための前提整理と情報収集
遠隔授業
第3回
企画構想の拡張<アイデアドローイング>
アイデアの言語化による企画起点の創りかた
遠隔授業
第4回
課題の紐解き<Conceptual Design>
パーパスデザインの重要性と組み立てかた
遠隔授業
第5回
時間と空間の可視化<Spatial Design>
人間・時間・空間の掛け合わせから生まれる場の構成
遠隔授業
第6回
体験の可視化<Experimental Design>
情報ががつながり拡張する体験価値の創出と循環
遠隔授業
第7回
事例検証<Case Study Training>
実際のプロジェクトを通じた実践考察
ハイフレックス授業
第8回
エピローグセッション
こころ、身体、知性、人間関係、感動のバランスと創造性
ハイフレックス授業

授業形式
講義形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
講義を通じてオリジナルな企画を立案してもらう。
(1)レポートのユニークさ(60%)
(2)レポートのインパクト(40%)
履修条件と留意事項
問いを立てることができれば解は見つかる。描くものが明確化すれば賛同者は増える。これは私自身がこれまでの経験から実感した感覚である。時代の変革期のいま、既成概念にとらわれないゲームチェンジがあらゆる場面で起こっている。これまでの常識だけでは、100年後の幸福な未来は描けないと誰もが感じている。ポジティブな思考とアクティブな行動で未来へのバトンを皆さんに考えて欲しい。
教科書
なし
参考文献
特になし