シラバス情報

授業コード
27110001
講義名
リアルタイムグラフィックス技術
開講時期
2023年度4Q(後期)
科目分類
応用
科目分野
教員名
ブランセ マイケル
実務家教員
履修年次
2~4
単位数
1単位
曜日時限
木曜3限

学習目標 (到達目標)
この授業の目標は、リアルタイムグラフィックスを作ることではなく、どのように作られているかを理解することである。リアルタイムグラフィックスを様々な角度から捉え、グラフィックス技術の創造的な見方を学び、プロフェッショナルがどのようにリアルタイムグラフィックスを創造的に解決してきたかを学びます。最後に、この知識をもとに、リアルタイムグラフィックス技術について自分なりに調査し、自分の作品に応用できるようになります。
授業概要 (教育目的)
リアルタイムコンテンツは、今や日常生活の一部となった。安価で入手しやすいゲームエンジンや、世界最大のエンターテイメントであるゲームだけでなく、様々な場面でリアルタイムコンテンツが活用されるようになっている。リアルタイムツールを使った映画、リアルタイムシミュレーションで歌手をサポートする、あるいは歌手に代わるコンサートなど、リアルタイムコンテンツはあらゆるところで活用されています。

しかし、そもそもリアルタイムグラフィックスとは何なのか?リアルタイムにグラフィックを画面に出力するには何が必要なのでしょうか?本講座では、リアルタイムグラフィックスの理論的な部分、リアルタイムグラフィックスがどのように作られ、どのように進化してきたかを見ていく。ShadertoyとUnreal Engineを使って、リアルタイムグラフィックスとは何か、それを確実に画面上にレンダリングするために必要なことは何かを見ていく。ゲームで実際に使用されているエフェクトを分析し、そのエフェクトを最新のリアルタイムグラフィックアプリケーションでどのように再現できるかをデモする。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
基礎シェーダー開発 20%
最終課題レポート(調査)80%
期末試験の内容
課題の内容
リアルタイムグラフィックス技術調査レポート

レポートの為に学生はリアルタイムグラフィックスの一つのエフェクト・技術を調べます。そのエフェクトは自由に選択していい。

実際の作り方は説明しなくていいです(だから、プログラミング能力は必要ではない)。エフェクトは何のようなエフェクトか、何のために使えますかを調べることが必要。

エフェクトを調べた後で、そのエフェクトはどこに使われていた可能性が高いかの事例を見つける。何のリアルタイムグラフィックスアプリケーションでもいい(ゲーム、ゲームエンジン、リアルタイムグラフィックを使用するコンサート等)。

授業内容
第1回
オリエンテーション
第2回
リアルタイムグラフィックス歴史
第3回
リアルタイムグラフィックス分析Ⅰ(レンダリングパイプライン・リアルタイム光)
第4回
Shadertoyでプログラミング入門Ⅰ(色)
*プログラミング経験必要ではない
第5回
Shadertoyでプログラミング入門Ⅰ(テクスチャー)
*プログラミング経験必要ではない
第6回
リアルタイムグラフィックス分析Ⅱ(ゲームエフェクトⅠ)
第7回
リアルタイムグラフィックス分析Ⅲ(ゲームエフェクトⅡ)
第8回
グループディスカッション

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
http://www.shadertoy.com
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
教員連絡先
michaelbrandse@dhw.co.jp