シラバス情報

授業コード
29320002
講義名
特別講義B(電子出版制作)
開講時期
2023年度2Q(前期)
科目分類
応用
科目分野
教員名
徳永 修
実務家教員
実務家教員
履修年次
2〜4
単位数
1単位
曜日時限
木曜4限

学習目標 (到達目標)
電子出版コンテンツの制作・配信の仕組みを理解し、それらを実行できる知識と技法を習得する。最新ツールを用いた電子出版コンテンツの制作実習を通じて、電子出版のみならず、次世代のデジタルコンテンツのあり方を見通せる知見を得ることを、学習の目標としたい。
授業概要 (教育目的)
電子出版制作ツールRomancerを用いたEPUB制作あるいはAdobe InDesignを用いたインタラクティブ電子ブックなどの制作を行う。各自が制作した作品は受講者が閲覧できるようにし、相互批評を行う。毎回の授業でワンステップごとに原稿制作を進めていくので、極力欠席しないこと。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
●評価方法:授業時の行動および提出された実習成果物によって評価を行う
●評価基準:講義出席時の行動評価:30%、実習成果物の評価:70%
●注意事項:出席率が70%に満たない学生は評価の対象とならない。公欠する場合は事前に届けること。やむを得ない事情で事前の届け出が困難な場合は事後に届けること
※公欠=就職活動や慶弔などやむを得ない事情で授業を欠席する場合、出席扱いとする
期末試験の内容
期末試験は実施せず、課題提出でこれに代える。
課題の詳細は講義時に連絡する。
課題の内容
講義を通じて制作した電子出版コンテンツを提出してもらうことを予定している。

授業内容
第1回
電子出版コンテンツがどうやって制作され、配信されるのか全体像を解説する。RomancerあるいはAdobe InDesignなど電子出版コンテンツ制作ツールのアウトラインを紹介し、本講義受講にあたっての準備とガイダンスを行う。
第2回
制作の前提として知っておくべき電子出版コンテンツの基本知識について説明する。また、電子出版コンテンツを制作するためのワークフローの説明も行う。
第3回
電子出版コンテンツの制作を前提としたテキスト原稿執筆の技法について説明する。フォントやテキストエンコード等、デジタルコンテンツ上で文字を扱う基本についての説明も行う。
第4回
電子出版コンテンツの制作を前提としたブックカバー制作の技法について説明する。画像フォーマットや解像度等、デジタルコンテンツ上で画像を扱う基本についての説明も行う。
第5回
電子出版コンテンツの制作を前提としたプロット立案やサブテクストの扱い方など、書籍編集の技法について説明する。
第6回
電子出版コンテンツ制作ツールを用いたオーサリング手順について説明する。
第7回
最終課題に向けた電子出版コンテンツのオーサリングの仕上げとブラッシュアップ(=プレビュー/バリデート)工程について説明する。
第8回
受講者各自が制作した電子ブック作品を受講者が自由に閲覧し、相互批評を行う。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
Adobe Creative Cloudのアカウントを取得していることが望ましい。

参考文献
講義時に随時指定する。
※大学での教科書販売はありません。

教員より履修学生へメッセージ
実際に自分で原稿を書いて、電子出版コンテンツを制作・リリースする方法を実習します。文章を書くのが苦手な人でも、執筆方法を指導するので心配いりません。
本好き雑誌好きだけでなく、映像やWebなど広くデジタルコンテンツに興味を持つ人を歓迎します。
説明にはMacおよびiOSデバイス(iPadなど)を用いますが、これらの利用経験は問いません。自分のWindowsPCを使った実習が可能です。

●連絡事項
1)講義は日 本語で行う。教材、資料等も日本語を基本とするが、英語の資料を用いる場合もある
2)必要と 状況に応じ、ゲスト教員、補助教員等と指導にあたる場合がある
3)基本的に授業計画に沿って講義を行う予定だが、授業内容は随時変更さ れることがある
4) 実習教材や資料の配布、講義に関する連絡、課題提出等をデジキャン、Google Classroom、特設Webサイトなどを通じて行う予定である。これについて第1回目の講義時に説明するので、やむを得ない事情がない限り必ず出席すること
5)コロナ禍に適切に対応できるよう、状況に応じた授業の進め方を検討・実施する
教員連絡先
メールアドレス o.tokunaga@dhw.ac.jp