シラバス情報

科目名
ビジネスプランニング基礎
科目カテゴリ
専門
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
S
開講時期
1Q
開講曜日
金曜日
開講時限
7限
担当教員
松本 英博
定員
25名
単位数
1単位

授業概要
本科目では、指導教員が事業化プロセス『10の問い』などの思考の枠組みを用いて、自らビジネスプランを作成するための知識と考え方を教授する。また、指導教員がビジネスプランでは全てのビジネスの共通用語として「お金」で換算する理由や計画を推進するためには仮説を立て、検証し、再考をする必要があることを受講生に講義する。本科目を習得することによって修了前に課せられる修了制作や論文でのビジネスプランの作成に必要かつ不可欠な共有すべき基本要素を受講生に理解させる。
到達目標
(1)修了課題などで検討すべきビジネスの基礎となる、『売れるか/勝てるか』、『出来るか』、『儲かるか』そして『愛されるか』の意味を理解し、実践できるようになる。
(2)ビジネスを推進するために必要な財務知識などを理解できるにようになる。
(3)ビジネスを推進するために必要なコミュニケーションツールとしての事業計画書の意義が理解でき、活用できるようになる。
(4)事例研究を通じてビジネスに必要な推進力が、事業推進者の当事者意識と意思、ビジョンにあることが理解できる。
キーワード
ビジネスプラン、事業計画、起業、新規事業、事業企画

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
ビジネスプランはコミュニケーションツール
・本科目の位置付けの明確化とガイダンス(講義とペアワーク、3回のレポート /『ビジネスプラン演習』との関係)を行う
・ビジネスプランがコミュニケーションツールである意味を理解する
・ビジネスプランの構成を学ぶ
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題を指定期日までに提出すること
遠隔授業
第2回
アイデアから事業ネタ、事業案へ
・自己の事業の分解を行う
・『売れるか/勝てるか』・『出来る アイデアから事業ネタ、事業案へ か』・『儲かるか』そして『愛されるか』の意味を習得する
・ 事業化プロセス『10の問い』とは何かを学ぶ
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題を指定期日までに提出すること
対面授業
第3回
事業化プロセスはビジョンと論理が必須
・『ビジョン』と『コンセプト』との違いを知る
・『10の問い』の各項目の意味を学ぶ
・成⻑仮説が肝であることを理解する
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題を指定期日までに提出すること
対面授業
第4回
既存事業で『10の問い』の分解を実践
・ペア/グループの設定の目的と活動を把握し、『10の問い』の分解を実践する
・ペア/グループによるケーススタディを体験する
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題の中間報告1を指定期日までに提出すること
対面授業
第5回
事業検証の目的と方法
・事業検証の目的を知り、事業検証の意義を理解する
・事業検証の方法論を学ぶ
・ビジネスプランの補強の仕方を学ぶ
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題を指定期日までに提出すること
対面授業
第6回
ビジネスプランで事業を強化
・事業化プロセス『10の問い』を再考(各種分析ツールの利用)する
・財務数値への展開を行う
・事業化プロセス『10の問い』との対応を理解する
・財務諸表の意味を学ぶ
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題を指定期日までに提出すること
対面授業
第7回
事業化と仮説、検証、再考のサイクル
・ペアワークと個人のケーススタディを通じて事業化と実践するサイクル(仮説、検証、再考)を学ぶ
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題の中間報告2を指定期日までに提出すること
対面授業
第8回
SEADを取り巻く最新ビジネスの特徴
・SEADを取り巻く最新ビジネスの特徴を知る
・最新ICTエンジニアリングとデジタルマーケティングの導入、DXを学ぶ
・ベンチャー立ち上げの『10の問い』を知る
(予習)予め講義のレジメを理解しておくこと(復習)課題の最終報告2を指定期日までに提出すること
対面授業

授業形式
講義形式および演習形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
(1)毎回受講コメント(FSのコメント)から理解度を評価する(60%):授業内容に対するコミットメントから理解度を評価する。
(2)授業中の発言や質問、ペアディスカッションの深化度を評価する(10%)
(3)中間報告1、中間報告2と最終報告の3回のレポートをそれぞれ10%、合計30%として完成度を評価する(30%)
特にS評価は、上記の(1)から(3)までの評価が極めて高く、かつ本講義の最終報告で事業化がすぐに見込まれ、客観的にも成長性のあるビジネスプランを提出した場合の評定とする
履修条件と留意事項
(1)本科目を履修し単位を取得しなければ「ビジネスプランニング実践」(D系科目)は履修できない。
(2)講義実施予定日の記載があるが、休講等により変更になる場合があるため、開講後の講義実施日をデジキャンなど で予め確認すること。
教科書
ポケット図解 事業計画書がよーくわかる本(松本英博著、秀和システム)(電子書籍版)
ISBN-10: 4798045578 ISBN-13: 978-4798045573
参考文献
図解入門ビジネス最新事業計画書の読み方と書き方がよーくわかる本[第3版] (松本英博著、秀和システム)(電子書籍あり)
ISBN-10: 4798044490 ISBN-13: 978-4798044491