シラバス情報

授業コード
11420001
講義名
ロジカルシンキング II
開講時期
2024年度3Q(後期)
科目分類
基礎
科目分野
セルフディベロップメント
教員名
渡辺 パコ
実務家教員
実務家教員
履修年次
1〜2
単位数
1.00単位
曜日時限
水曜4限

授業概要
クラスは講義形式ではなく、演習を中心に進める。毎回課題が提示され、各自が考えると同時に、グループワークを通じて課題に取り組むことで、ひとりの考えに留まらずに、グループでひとつのコンセプトを生み出すことを体験的に学ぶ。

・2021年度もZOOMでのオンライン授業とする。
・ZOOM録画を視聴し、課題/レポートを提出することで、リアルタイムでZOOM受講できなくても、単位取得は可能。

到達目標
「ロジカルシンキングI 」では、今感じている課題や現在の状況を出発点に、よりよい状況にするための答えを探し、伝えることを目的としているのに対し、「ロジカルシンキング
II」では、未来に何が起こるのか、何を実現するかを中心に据えて、「私はこれから○○を実現する」という未来にむけての創造的な思考について学ぶ。
まだ実在していないことがらについて、先に言葉を生み出し、その言葉によって未来を実際に創り出すような、その「言葉」を「コンセプト」と呼ぶ。コンセプトを未来の創造に先行して生み出される「言葉による未来」であり、コンセプトがあるからこそ、クリエイティブは成立する。
ビジネスの現場の中心は、イノベーションや創造的な活動である。まだ実在していない、これからの創造活動の担い手になるには、まずコンセプトを生み出す能力が必要である、それがあってこそ、テクニカルスキルによって実際に実現することが可能になる。逆に言えば、コンセプトなしにクリエイティブも創造もありえない。
本講座では、まず既存の商品やサービスを取り上げてそれが生み出されたコンセプトを「リバースエンジニアリング」する練習を通じて、コンセプトと実際のサービスの関係をつかむ。次いで、学生自身が創造してみたいテーマを設定し、それをコンセプトとして言語化する。創造、捜索活動には不可欠な、論理的コンセプトワークを学ぶクラスである。


履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
(1)毎回クラスでつくったものを提出する(60%)
(2)最終回で提出するレポート(40%)
期末試験の内容
毎回の提出物、最終回のレポートで成績をつけるため、試験、クラス終了後のレポート提出はない(任意の再提出機会はあり)。
課題の内容

授業内容
第1回
■クラスの目的
→創造活動の原動力となるコンセプト

■コンセプトの価値
→コンセプトが無いとどうなるか?
第2回
■コンセプトは世界を変える
・「民主主義」もコンセプト
・「インターネット」というコンセプトは、なんだったのか?
・コンセプトの成功とコンセプトの変容


第3回
■コンセプトの要件
→よいコンセプトには何が含まれているか?
→コンセプトに必要なものは何か?
→コンセプトを考えるわく組
→わく組とメッセージ
第4回
■コンセプトの言語表現
→他との違いをクリアにする方法
→対概念を活用する
→一方を否定することで他方を明確にする
第5回
■コンセプトの発見
→さまざまな事例に隠れたコンセプトを発見する
→もしコンセプトが違っていたらどうなるか?
→アップルとマイクロソフトのコンセプトの差
第6回
■コンセプトの創造(1)
→つくりたいものを構想する
→何を語る必要があるか?
→差異の発見
第7回
■コンセプトの創造②
→コンセプト言語化
第8回
■コンセプトを活用する
→企業のコンセプトを発見する
→サービスをコンセプトで選ぶ

■レポート説明

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先