シラバス情報

授業コード
12110002
講義名
発想論 I 【セット履修】
開講時期
2024年度1Q(前期)
科目分類
基礎
科目分野
造形基礎
教員名
池田 泰幸
実務家教員
履修年次
2~3
単位数
1.00単位
曜日時限
木曜5限

授業概要
アイディアがなければ作品の価値は生まれない。そのことを理解した上で知識とイメージトレーニングを行う。
各種の発想法の理論とトレーニングを組み合わせた授業を展開する。
大切なことは求められているテーマに対して柔軟にしかもスピーディに発想するするためのトレーニングとなる。
到達目標
デジタルコンテンツの価値を決定するアイディアの本質を知り、発想力を身につけるための授業である。
出された問題に対して、スピーディにアイディアが出せる能力を身につける。
発想力はトレーニングによって誰でも習得できることを体験する。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
・毎回行うトレーニングの課題の総合点の平均60点以上に単位を与える。
・出席率70パーセント以上、課題提出率70パーセント以上、FS提出率70パーセント以上、の者に対して成績評価を行う。
・期末試験は実施しない。
・60〜55点の者に対してつい課題を課す場合がある。
期末試験の内容
期末試験は実施しない。ただし、修了課題がこれに該当する。
課題の内容
その回の発想法を演習するためのテーマが出題される。
指定の演習シートを使用する。

授業内容
第1回
デザインとは何か、そして発想法とは何か
アイディアは人間の欲望から生まれてくる。
「欲望型発想法」
第2回
アイディアとはアイディアとは何か。デザインとアイディアとの関係
「ブレーンストーミング」※一人ブレスト
第3回
アイディアの源泉
アイディアが生まれてくるところはどこか。何が元になっているか。
「直進型発想法(改良型発想法)」
第4回
アイディアの目的
アイディアの目的を分析すると必要なアイディアが浮かび上がってくる。
「目的追求型発想法」
第5回
既存のものに新たな力を付加する
原形に能力や機能を付加することで新たなものを作り出す。
「付加増進法」
第6回
意識することで見えてくるもの。意識の眼
ルールを作って観察することでそれまで気がつかなかったものが見えてくる。
「観察型意識発想法」
第7回
既成のものの新しい組み合わせ
今あるものを複合して新たなものを作る。最も広く用いられている発想法。
「複合発想法1」
第8回
もう一つの複合発想法。擬人化
ものを擬人化することで新たなキャラクターが生み出される。
「複合発想法2(擬人化)」
1Q終了課題 ここで行うテーマはそのまま終了課題となる。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
色鉛筆。ほぼ毎回使用する。24色以上のものを用意する。

参考文献
『100の悩みに 100のデザイン』光文社/南雲治嘉著/780円(税別)/ISBN978-4-334-03366-8
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
yasuyuki_ikeda@dhw.ac.jp