「成人式の暴動をなくすアイデアを考えてください」 「上野動物園の来場者を増やすアイデアを考えてください」 「敬老の日を盛り上げるアイデアを考えてください」
そんなお題を、2週に1度、解いてもらいます。 聞いただけでウズウズする人は、 きっとこの講義が向いている人だと思います。
ただし、企画能力が一定水準を満たない場合、 単位取得が難しい可能性がありますのでご注意ください。
なんだか怖いですね。なぜこんなことを言うのか。 広告制作、つまり実際に「企画する」という能力は、 いくら座学のお勉強を繰り返しても向上しないからです。
野球中継をみていると、ヒットを打ったバッターに対して解説者が、 「アウトコースのボールを上手に流し打ちしました」などと言っていますね。 解説者は、バッターがなぜヒットを打てたのか、説明をすることができます。 けれど、解説者本人が同じようにヒットを打てるかというと、そんなことはありません。
なぜなら、「頭で理解する」という能力と、 「実際に体を動かしてできる」という能力は、全く異なるものだからです。 スポーツをやったことがあれば誰もが理解できますね。
企画もある種、スポーツのようなところがあります。 いくら本を読んだり事例を勉強したりしても、企画できるようにはなりません。 自分の心と頭と手を、フル回転させて、はじめて身につく能力です。
この講義では「いい企画とは何か」「それをどのように思いつくのか」について、 企画でメシを食っているプロから日々現場で実践している企画発想法を学び、 実際に様々な企画をつくる経験を重ねることで、受講者を企画者にすることを目標とします。
上記を踏まえた上で、 面白い企画をつくれるようになりたい、という方は、ぜひ受講ください。 面白い企画を知りたい、くらいで大丈夫な方は、広告発想論Bのみの履修をオススメします。
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