シラバス情報
教員名 : 西戸 雄太
授業コード
18130001
講義名
アカウンティング基礎
開講時期
2024年度3Q(後期)
科目分類
基礎
科目分野
ビジネス基礎
教員名
西戸 雄太
実務家教員
実務家教員
履修年次
1〜2
単位数
1.00単位
曜日時限
土曜2限
授業概要
「アカウンティング基礎」と題した本講義では アカウンティングの基礎知識習得と、
決算書(貸借対照表、損益計算書)の作成、株式会社の成り立ちを理解することを基本的な目標に据えて講義を進めます。
特に、模擬会社の設立作業を通じて、会計的な素養の養成だけではなく、
会社法や資金調達などの株式会社の事業運営で必要な知識や考え方を理解することを目的として進めます。
到達目標
①模擬会社の設立作業を通じて、株式会社の基本的なフレームを理解する。
②事業計画案の立案を通じて収支計算(売上・費用・利益)の構造を理解する。
③日常的な取引記録から、どのように取引が会計的に記録され最終的に決算書(貸借対照表、損益計算書)が
作成されるかを講義内の設問を通じて理解する。
④将来的にクリエイター・エンジニア・ビジネス職になった場合、フリーランスや起業という職業選択を選んだ時に
必要なビジネスマインドの醸成を目指す。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
出席と課題レポートの提出によって成績評価を行います。講義内にて課題レポートの内容指定を行います。
期末試験の内容
出席と課題レポートにて採点します。
課題の内容
講義にて課題内容について指定します。
授業内容
第1回
第1回:オリエンテーション
本講義の具体的な進行方法を説明します。企業の事業活動プロセスや、仕事をする上で、なぜアカウンティング会計の知識が必要になるかを説明します。
第2回
第2回:株式会社の仕組みと「資本」の意味
株式会社の基本的な仕組みや機関、組織構造などを学びます。「資本」が持つ意味や、資金調達方法の違いなどを学習します。
第3回
第3回:事業計画の作成方法について
新しい会社を作り事業を進める上で必須である事業計画書について、その作成方法、必要項目などについて講義します。
会社は「商品を作り、それを顧客に販売することで、会社は収益を獲得します」。
事業計画書の重要な要素である「売上、費用、利益」という要素を理解しながら、損益計算書の意味についても学びます。
第4回
第4回:株式会社の設立方法と実作業から貸借対照表を学ぶ
模擬的な会社設立書類(定款、議事録、株主名簿、株券等、登記申請所)の作成作業を通じて、
株式会社の仕組みと貸借対照表を学習します。「資本」を集めるという株式会社の根源的な意味について学習します。
第5回
第5回:事業運営プロセスと「資金管理(資金繰り)、取引の記録方法、会計手続き」について
事業を始める中で、取引をどのように記録するのか。なぜ取引を記録することが重要なのかを設問を通じて学びます。
そして「売上、費用、利益」などの集計記録方法を考えます。
また初歩的な資金管理方法(資金繰り)について解説します。
第6回
第6回:決算書作成、監査作業、株主総会までの手続きについて
日々の取引記録からどのように試算表を作成し、そして決算書(貸借対照表、損益計算書)を作成するのかを講義と設問を通じて講義します。
また株式会社にとっての、株主総会の意義や監査の意味合いなどについて学びます。
第7回
第7回:決算書作成作業
設問を元にしながら取引記録方法や貸借対照表、損益計算書等を作成し、決算書がどのような方法で作られるかを理解します。
第8回
第8回:経営分析の基本的な考え方等について
貸借対照表、損益計算書などの決算書が、どのように会社の経営分析等に使用できるか。
また経営分析のために必要となる基本的な考え方や、経営指標などを解説します。
購入が必要な教科書
教科書以外に準備するもの(画材・機材)
参考文献
※大学での教科書販売はありません。
教員連絡先