シラバス情報

授業コード
19110001
講義名
ゲーム概論
開講時期
2024年度4Q(後期)
科目分類
概論
科目分野
ゲーム
教員名
大貫 善数
実務家教員
履修年次
1~2
単位数
1.00単位
曜日時限
金曜3限

授業概要
本授業では以下を到達目標としている。
目標1:ゲーム機の歴史やゲーム業界の産業構造を説明できるようになる
目標2:ゲーム開発における役割分担とそれぞれの役割に必要な知識やスキルについて説明できるようになる
目標3:スマホゲーム開発とそのビジネスモデルについて説明できるようになり、ゲーム機やPC向けゲームビジネスとの違いを説明できるようになる
到達目標
ゲーム産業は、インベーダーゲームの出現から数えても50年程度の歴史であり、映画、音楽などさまざまなエンタテインメント産業の中でも最も新しい産業のひとつと言える。にも関わらず、アニメや映画との三つ巴でハリウッドをも巻き込み一気に巨大な産業に成長した。いわゆるゲーセンから家庭用ゲーム機の出現と大きな発展、PCゲームの台頭、そしてスマホゲームの繁栄と、一口にゲーム業界と言ってもさまざまな歴史やビジネスモデルを持つ。特に即時性の高いネットワークサービスが昨今の大きな特徴といえる。一方ゲーム開発を支える人材として、プランナー、デザイナー、プログラマーなどがあり、それぞれが専門性の高い役割を担っている。
本授業は、ゲーム業界に強い興味を持つ、あるいは実際に目指そうとしている学生に向けて、ゲーム産業の歴史や構造について知識を深め、ゲーム開発者になるにはどのような心得やスキルが必要かを学習するための概論を提供する。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
単位取得条件;
1.出席率 70%以上
2.フィードバックシート提出 70%以上
3.チャットによる授業への参加
4.最終課題の提出(必須)
期末試験の内容
レポート
課題の内容

授業内容
第1回
イントロダクション
ゲーム概論への導入として、ゲーム機の歴史、ゲーム業界の近況、ゲーム開発の概要に触れながら、ゲーム概論の授業の構成(バラエティーに富んだ講師によるオムニバス形式の構成など)について説明する。また、わかりやすいビジネスモデルの一例としてメディアミックスについて学習する。
第2回
ゲーム業界を目指す人へ
ゲーム業界への就職を目指す人へ向けて、どのような分野があり、それぞれの分野に必要な知識やスキルは何なのかを示す。ブレイクダウンされた情報をベースに、効果的なポートフォリオ作成へのヒントや、どのようなツールやプログラミング言語の習得が効果的かなどを学習する。
第3回
ゲーム産業構造
ゲーム産業構造の概要を解説する。具体的には、家庭用ゲーム機のプラットフォームホルダーの役割、パブリッシャーとデベロッパーの違い、ファーストパーティやサードパーティーの意味、マルチプラットフォームの状況から見えてくるゲーム産業の現況などを学習する。
第4回
プランナーとは
昨今のゲームはそのシナリオも非常に複雑になっており、継続的にユーザーにゲームプレイを楽しんでもらうために、戦略的なゲーム企画が必須である。加えてリアルタイムに繰り広げられるさまざまなネットワークサービスが重要になってきており、多岐にわたるゲームビジネス戦略を担うプランナーの重要性は増している。本講義ではこのようなゲームプランナーの役割について学習する。
第5回
デザイナーとは
ゲーム制作におけるさまざまなアーティストの役割と求められるスキルについて解説する。具体的には、ゲームのビジュアル要素の重要性に触れ、グラフィックス全般、ゲームアニメーション、ビジュアルエフェクト、シェーダーなどの概要を学習する。
第6回
プログラマーとは
一口にゲームプログラマーと言ってもその役割は多岐にわたる。具体的にどのような役割があり、それぞれどのようなツール、プログラミング言語、ゲームエンジンなどの習得が必要かなどを学習する。
第7回
スマホゲーム開発 I
スマートフォンの出現はかなり最近の事象であるが、スマホゲームのビジネスシェアはゲーム産業全体の50%を占める。本講義ではそのIとして、スマホゲームの特徴やスマホゲームの制作体制について、その概要を解説する。
第8回
スマホゲーム開発 II
スマートフォンの出現はかなり最近の事象であるが、スマホゲームのビジネスシェアはゲーム産業全体の50%を占める。本講義ではそのIIとして、スマホゲーム特有のプランニングやビジネス戦略、家庭用ゲーム機向けゲームビジネスとの違いなどについて解説する。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
なし

参考文献
なし
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
yoshikazu_ohnuki@dhw.ac.jp