シラバス情報

授業コード
28510001
講義名
人材開発論
開講時期
2024年度1Q(前期)
科目分類
応用
科目分野
教員名
藤井 薫
実務家教員
履修年次
3~4
単位数
1.00単位
曜日時限
木曜5限

授業概要
働くとは何か?プロフェッショナルとは何か?未来を拓くキャリア設計とは何か?は何かを考える。卒業後、いつかは就職・起業し、チームの仲間とともに大きな社会的成果の実現に尽力する学生に、自らの未来を拓くキャリア設計、自らの才能開花(人材開発)をするための、基礎的な視座を学んでもらう。変わる雇用環境の変節、変わるビジネスモデル、変わる活躍する人材の要件。その時、必要な個人のプロフェッショナリズム、コミュニケション力、チームビルディング力、アントレプレナーシップなどについて、事例や実践を交えながら、効果的に実践できるような知識や技術を習得する
到達目標
AI全盛時代、人生100年時代のこれからの職業人にとって、働くとは何か?プロフェッショナルとは何か?未来を拓くキャリア設計とは何か?について自分の言葉で語れるようになり、自分の立脚点を自覚して、自身の今後の展望に向かって効果的な学生生活が送れるようになる。情報の収集・編集・活用力を身につけ、社会環境に興味を持ち「自分は何ができるか?」を考える視点を持つ。対人コミュニケーション力がつき、人との交流から柔軟に幅広く、異質な視点を吸収できる自分育成力を獲得できるようにする。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
【本試験】
各回の提出物(60%)
最終回のレポート(40%)
期末試験の内容
授業最終回でのレポートの提出
課題の内容
授業内容をベースにした問い

授業内容
第1回
急速な労働人口減少、制約社員の増加、デジタル・トランスフォーメーションの加速、企業寿命と職業寿命の逆転、「働き方改革」の推進...。いま労働市場は、100年に一度の質的転換点(パラダイムシフト)を迎えています。その本質的な変化は何か?主役は誰になるのか?マクロなフレームを使いながら、人材市場の中長期の胎動を学びます。
第2回
100年に一度のパラダイムシフトを迎えている労働市場。当然、企業の競争優位の源泉も、急速に変容しつつあります。果たして、成長する企業は、どのように採用戦略を変化させているのか? 活躍する人材像とはどんなものなのか?HRM(人的資本管理)の最新事例から学びます。
第3回
変化の時代をリードする企業と個人。その共通項に「プロフェッショナリズム」があります。果たして、プロフェッショナルの本質とは何か? 世界の大学で伝え教えられる講義、世界で活躍するプロフェッショナルの姿を通じて、その倫理観・報酬観・職業観を学びます。
第4回
プロフェッショナル人材に共通する必須能力とは何か?その1は、人間理解力。まずは、自らを理解することから始まる。心理テスト、ジョハリの窓、無意識、行動心理学、哲学、禅、、、。グローバルでも重視する自己を知る方法を学ぶ、と同時に他者の自己(他己)を知り違いを知る。今後の多様な社会で必要となるコラボレーションの礎。個をあるがままに捉え、尊重し、期待する視座を学ぶ。
第5回
プロフェッショナル人材に共通する必須能力とは何か?その2は、コミュニケーション力。そもそもコニュニケーションとは何か? 言葉のなかった時代は何をしていたか? コミュニケーションの語源、線のない電話、百韻連歌などの映像やゲームを通じて、コミュニケーションの本質と重要性を理解する。
第6回
プロフェッショナル人材に共通する必須能力とは何か?その3は、チームビルディング。年齢、性別、職種、国籍、契約形態、場所、価値観、、、。ますます離散する多様な出自を持つ人材の集団である組織をどう生き生きと寄贈させるか?ダイバーシティー経営時代・プロジエクトドリブン全盛時代の成功の鍵は、チームビルディングにあると言われています。ダニエル・キム教授の組織の成功循環モデルを、体験を通じて学びます。
第7回
世界で活躍するプロフェッショナルは、どんなキャリアを歩んできたのか? 世界で活躍するアントレプレナーに共通する資質とは何か? 20代、30代、40代、、、。各年代でどんな壁を乗り越えて今があるのか? その時、大切にしてきたこととは? 彼らのキャリア・ストーリー、インタビューから、これからのキャリアを拓き、夢を拓くヒントを学びます。
第8回
これまでの7回の講義を振り返り、その知識やフレームを利活用して、未来にどういかしてゆくか? 未来の自分と社会のために、今の自分と社会に問いかけます。

購入が必要な教科書
書名
働く喜び 未来のかたち
著者
藤井 薫
出版社
言視舎
ISBN
10 : 4865651225
備考

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
リクルート 調査リリース、藤井インタビュー記事、リクルート ワークス研究所調査リンクなど
※大学での教科書販売はありません。

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