シラバス情報

授業コード
32620001
講義名
レイアウトデザイン II 【セット履修】
開講時期
2024年度4Q(後期)
科目分類
演習
科目分野
グラフィック
教員名
阿部 文香
実務家教員
履修年次
2〜3
単位数
2.00単位
曜日時限
金曜5限、金曜6限

授業概要
レイアウトデザインII では、I で学んだ構成要素が実際にどう扱われているのかに着目し、構成そのものの基礎知識をつけながら実践を通して学んでいく。
また、構成要素と構成の基礎の理解の上で、それをデザイン作品を観察する視点に置き換え、周囲のデザイン作品から自ら学びとる力を養う。
到達目標
下記の2点を目標とします。
・平面上のレイアウトデザインに対しての理解をより広げ、設定されたテーマやコンセプトに対して狙いどおりに美しく表現できるようになること
・平面上のデザイン作品を観察する際、「なぜそれがそこに置かれているのか」、つまりそのデザインの意図するところを読み取ることができるようになり、身の回りのものを観察することによって自分自身の学びとすることができるようになること
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
出席率70%、課題提出率70%以上の者を評価対象とする。
期末試験の内容
期末試験は行わない。
課題の内容

授業内容
第1回
レイアウトデザインの実践基礎(1)色・配置とイメージ
レイアウトデザインIで取り上げた「色」をもう少し発展させ、色面の構成によって起きる効果やイメージの変化を学び、演習を通して実践する。
第2回
レイアウトデザインの実践基礎(2)画像と構図 ––– トリミング
レイアウトデザインの実践の場において、写真を扱うことはとても多い。写真やイラストなどの画像をどう扱うのかを事例を通して学び、トリミングの違いによってどんな効果が出るのかを演習を通して実践する。
第3回
レイアウトデザインの実践基礎(3)文字と写真
レイアウトデザインの実践の場において、文字に対する理解は欠かせない。文字に関しての基本的な知識を学び、また、写真や図形とどう組み合わせるのか、演習を通して実践する。
第4回
レイアウトデザインの実践基礎(4)構成の軸 – レイアウトシステム
画面を構成する方法は、ある考え方によっていくつかの種類に分けられる。その考え方の解説と、演習課題を通して自分でも実践してみる。
第5回
レイアウトデザインの実践基礎(5)グリッドシステム
画面を構成する方法のうち、今日のレイアウトデザインにおいてかなり重要な「グリッドシステム」をピックアップし、掘り下げて解説。演習を通して、その効果を実体験してみる。
第6回
レイアウトデザインの解剖・分析 –– 誌面の分析
これまでの授業で得てきた知識をもとに、自分の好きなレイアウトデザインの観察、分析を行う。演習での実践を通して、他者の作品を観察する視点を養う。
第7回
総まとめ/最終課題
レイアウトデザインIから振り返っての総まとめを行った上で、最終課題に臨んでいただきます。ミニテスト的な扱いで実施しますので、緊張感を持って集中して制作してください。
第8回
最終課題講評
第7回の授業で提出してもらった課題を出来る限り全員講評します。(受講人数により全員分が難しい場合もあります)

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
手作業での実技演習を授業内で行います。下記の道具を用意するようにしてください。また、PC、タブレット等の持ち込みを禁止します。特別な理由があってどうしてもPCやタブレットが必要だという場合は個別に相談してください。

★デジキャンで毎週持ち物などの連絡をしています。メールは必ず見るようにしてください。

【持参用具】
・カッター
・筆記用具
・ボールペン、サインペンなど消えないペン
・30cm程度の定規
・A4程度のカッターマット
・のり
・三角定規、コンパスなどの製図用具

※授業内容は、受講生の皆さんの理解度や様子を見て変更することがあります。

参考文献
教科書はありません。毎回の授業のあとに、復習・補講用の授業スライドのPDFを配布します。
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
質問や連絡事項がある場合は下記まで。
ayaka_abe@dhw.ac.jp