シラバス情報
教員名 : 増山 修
授業コード
52180001
講義名
美術史
開講時期
2024年度4Q(後期)
科目分類
教養
科目分野
知の源泉/表現
教員名
増山 修
実務家教員
履修年次
2〜4
単位数
1.00単位
曜日時限
木曜4限
授業概要
美術は、その背景にある社会や思想の産物でもある。本科目では、西洋と日本の基本的な美術史の流れを知るだけでなく、歴史全体における美術の役割や価値を、複数の視点から俯瞰して見る力を身に着ける。また、映像やデザインに関わる現代のクリエイターにとって自身の表現のルーツを知ることで、これから取り組むべき課題を考える。
到達目標
(1)様々な美術作品の背景にある歴史的事象を理解する。
(2)現在自分が関わっている技術や表現のルーツを理解する。
(3)これからのクリエイターとしての自分の役割を見出せるようにする。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
⑴講義期間の中間と期末にレポート課題を提出し、その内容に点数が付けられる。
⑵講義中の私語等、受講態度に問題がある場合はレポート課題の評価から減点される。
⑶中間レポートと期末レポートの点数を加えたものを総合点とする。
⑷中間レポートの課題内容や締め切り日は講義の中で発表する。
⑸送付エラー、AIや他者の写しなど不正のあるもの、主旨を理解していないものは、無効になるので注意すること。
期末試験の内容
期末レポート課題の内容:自分の表現や社会での役割はどうあるべきかを、講義で触れた美術史と関連付けて考察し、最終授業日の1週間後の9時までにレポート提出すること。字数は2000字程度とする。(送付エラー、AIや他者の写しなど不正のあるもの、主旨を理解していないものは、無効になるので注意すること。)
課題の内容
・課題である中間レポートは、講義への理解があると認められた内容のみ、採点対象となる。送付エラー、AIや他者の写しなど不正のあるもの、主旨を理解していないものは、無効になるので注意すること。
授業内容
第1回
【古代中近東の美術】
文明の起源を取り上げるとともに、現代と異なる美術の定義や価値を理解する。
第2回
【古代ギリシャ・ローマの美術】
古代の写実表現を通じて、その後の西洋や現代日本にも影響を与えている普遍性を理解する。
第3回
【中世の西洋美術】
ルネサンス以前のヨーロッパと、影響を与えたイスラム文化について理解する。
第4回
【近世の西洋美術⑴】
イタリアルネサンスと北方ルネサンスの美術表現の違いを、社会的背景も含めて理解する。
第5回
【近世の西洋美術⑵】
スペインからオランダへの覇権の移り変わりの中で、新たな富裕層によって生まれた美術の役割を理解する。
第6回
【近代の西洋美術】
近代的な工業技術の利用と反発の中で生まれた近代絵画と、現代にも続くアートマーケットの源流を理解する。
第7回
【日本の美術(古代から中世まで)】
古代から中世の日本美術の中にある独自性と、海外との接点や共通性を理解する。
第8回
【日本の美術(近世から現代まで)】
近世から現代の日本美術の中にある独自性と、海外との接点や共通性を理解する。
購入が必要な教科書
書名
なし
著者
出版社
ISBN
備考
教科書以外に準備するもの(画材・機材)
特になし
参考文献
「美しきもの見し人は」堀田善衛
「アートバイブル」日本聖書協会
「世界一やばい西洋絵画の見方入門」山田五郎
※大学での教科書販売はありません。
教員連絡先
contact@inspired.jp