シラバス情報

授業コード
52330001
講義名
米国史
開講時期
2024年度2Q(前期)
科目分類
教養
科目分野
知の源泉/歴史学
教員名
西住 祐亮
実務家教員
履修年次
2~4
単位数
1.00単位
曜日時限
月曜6限

授業概要
日米同盟は、日本の安全保障にとって基軸となるものであり、アメリカの外交方針は、良くも悪くも日本に大きな影響を及ぼしてきた。しかし日本がアメリカの行動を十分に予測できず、アメリカの方針転換に驚かされてきたのも事実である。アメリカの対外行動原理を理解するためには、アメリカ国内政治の仕組みや、アメリカ外交の歴史を学ぶことが、とても重要になる。この授業では、アメリカ国内の動きに注目しながら、独立戦争から現在に至るアメリカ外交について考察する。
到達目標
アメリカ外交史の基礎について正しく理解する。また、アメリカ外交史の理解を通して、歴史学や安全保障論への関心・思慮も深める。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
学期末 (試験期間) に行う試験で成績を評価する。試験も対面形式での実施を予定している。
期末試験の内容
論述形式の問題を幾つか出題する。授業で説明したこと(口頭でのみ説明したことを含む)をどの程度理解しているかが主な評価基準となる。
課題の内容

授業内容
第1回
【アメリカ独立戦争】
アメリカ独立戦争から建国初期にかけてのアメリカ外交について講義する。
第2回
【19世紀のアメリカ外交】
19世紀のアメリカ外交について講義する。特に世紀半ばの南北戦争と、世紀末の米西戦争に注目する。
第3回
【第一次世界大戦】
第一次世界大戦、及びその前後のアメリカ外交について講義する。
第4回
【第二次世界大戦】
第二次世界大戦、及びその前後のアメリカ外交について講義する。
第5回
【冷戦期のアメリカ外交】
冷戦期のアメリカ外交について講義する。特に冷戦がアメリカ外交にもたらした変化に注目する。
第6回
【冷戦終結後のアメリカ外交】
冷戦終結後のアメリカ外交について講義する。特に冷戦終結がアメリカ外交にもたらした影響に注目する。
第7回
【近年の具体的争点 (1):対中国政策】
ここまでの授業内容を踏まえ、近年の具体的争点について講義する。この回では、アメリカの対中国政策を扱う。
第8回
【近年の具体的争点 (2):ロシア・ウクライナ戦争】
ここまでの授業内容を踏まえ、近年の具体的争点について講義する。この回では、ロシア・ウクライナ戦争 (2022年) へのアメリカの対応を扱う。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
毎回アップロードするスライド資料に基づいて授業を行うので、特に準備する必要はない。

参考文献
西崎文子『アメリカ外交史』東京大学出版会、2022年。
久保文明 『アメリカ政治史』 有斐閣、2018年。
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
毎回アップロードするスライド資料に連絡先を掲載する予定である。