コンテンツ産業とは、文化的・娯楽的作品を製品として生産・流通・販売していく産業である。 コンテンツ産業は、日本の経済や文化に大きな影響を与えているが、市場規模や成長率は他国に比べて低く、海外展開も十分に進んでいない。このような状況を打破するためには、コンテンツ産業の現状と将来について、経営学や経済学の理論や分析手法を用いて考察することが必要である。
本授業は、コンテンツ産業の歴史や現状を概観し、主要なコンテンツ分野(映像、音楽、ゲーム、出版など)の特徴や動向を分析することを目的とする。その結果、コンテンツ産業のビジネスモデルや戦略、競争力や創造性などについて正しく理解し、その結果、履修者自身が自らの考えを表明できるようになることがねらいである。
コンテンツ産業概論Ⅰに続く授業科目として、コンテンツ産業概論Ⅱでは、世界をテーマに、海外展開の戦略を検討するために、日本コンテンツの競争力、海外の市場動向、海外から見た日本文化をテーマとして取り上げる。
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