シラバス情報

授業コード
73420012
講義名
総合日本語 B (C-Eレベル)
開講時期
2024年度2Q(前期)
科目分類
科目分野
教員名
川染 有
実務家教員
履修年次
単位数
1.00単位
曜日時限
木曜1限

授業概要
日本語の音声について実践的に学ぶ授業である。「伝わりやすい自然な発音」を身に着けることを目指し、日本語の発音について、音声学的な知識を体系的に理解する。また、会話文や短いプレゼンテーションを通して発音の練習を行う。最終課題として、アニメ等のアフレコを行い発表する。アフレコを通じて、伝わりやすい自然な発音を実践的に習得する。
到達目標
(1)日本語音声の拍、アクセント、イントネーションの特徴について説明できる
(2)日本語音声の拍、アクセント、イントネーションを聞いて、違いを判断できる
(3)短い会話文の日本語音声の拍、アクセント、イントネーションを自然に発音できる
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
以下の評価内容を合計して60%以上の得点をとることが単位取得の条件となる。
(1)課題 40%
 音声知識を問うクイズ、音声を聞き分ける小テスト、発音練習の音声提出
(2)授業中の発言や質問 20%
 発音練習への参加、グループでの活動への参加
(3)最終課題 40%
 グループでアニメ等のアフレコ(10分程度)を完成させ発表
期末試験の内容
期末試験なし
課題の内容
(1)音声知識に関するクイズ(1〜4回)
(2)音声を聞き分ける小テスト(2〜4回)
(3)発音練習の音声提出(毎回)

授業内容
第1回
【オリエンテーション・日本語の発音(概要)】
・授業概要を知り、学習マップを理解する。
・日本語の発音の特徴を学ぶ。
[事前学習]母語の発音の特徴を考えてみる。[事後学習]日本語の発音を母語の発音の特徴と比較する。
第2回
【日本語の発音(拍)・最終課題について1】
・日本語の発音「拍」の特徴について学ぶ。
・拍を意識した発音練習を行う。
・最終課題(アフレコ)について説明し、グループ分けを行う。
[事前学習]アフレコしてみたい作品をいくつか挙げておく。[事後学習]生活の中で「拍」を意識して話してみる。
第3回
【日本語の発音(アクセント)・最終課題について2】
・日本語の発音「アクセント」の特徴について学ぶ。
・アクセントを意識した発音練習を行う。
・最終課題の作品についてグループで話し合う。
[事前学習]アフレコの作品の配役などについて考えをまとめておく。[事後学習]生活の中で「アクセント」を意識して話してみる。
第4回
【日本語の発音(イントネーション)・最終課題について3】
・日本語の発音「イントネーション」の特徴について学ぶ。
・イントネーションを意識した発音練習を行う。
・最終課題の作品、配役を決定する。
[事前学習][事後学習]生活の中で「イントネーション」を意識して話してみる。
第5回
【アフレコ練習1】
・身に着けた知識を活かして、自然な発音になるように気を付けながらアフレコの練習をする。
[事前学習]自分のセリフを練習しておく。[事後学習]作品中の人物になり切って発音練習を行う。

第6回
【アフレコ練習2】
・引き続き、アフレコの練習をする。
・お互いに発音を聞き合い、違和感のある点などを指摘し合う。
[事前学習]自分のセリフを練習しておく。[事後学習]より作品中の人物の発音に近づくよう発音練習を行う。
第7回
【アフレコ練習3】
・アフレコ完成に向けて、練習をする。
[事前学習]自分のセリフを練習しておく。[事後学習]アフレコ発表に向けて発音練習を行う。
第8回
【最終課題発表】
・アフレコした作品を発表する。
・ほかのグループのアフレコについて、コメントする。
[事前学習]グループで練習しておく。[事後学習]アフレコの完成度について自己評価する。

購入が必要な教科書
書名
なし
著者
出版社
ISBN
備考

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
特になし

参考文献
(1)
書籍タイトル:『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』
著者:戸田 貴子
出版社:スリーエーネットワーク
ISBN-10:4883192954
ISBN-13:978-4883192953

(2)
書籍タイトル:『1日10分の発音練習』
著者:河野 俊之, 築地 伸美, 松崎 寛, 串田 真知子
出版社:くろしお出版
ISBN-10:4874242863
ISBN-13:978-4874242865
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
kawasomeyu@dhw.ac.jp