シラバス情報

授業コード
91110017
講義名
ゼミ I (アニメ制作ゼミ)
開講時期
2024年度3Q(後期)
科目分類
研究科目
科目分野
教員名
菱田 正和
実務家教員
実務家教員
履修年次
3
単位数
1.00単位
曜日時限
火曜2限

授業概要
各学生が卒業制作として、『チーム』または『個人』の力で、質の高いアニメーション作品の完全完成を目指し計画的に進めてゆく土台を作る。そのためには『スケジュール表』を作成し、各学生が考え計算して制作に関わらなければいけない。最終的に作品が完成しなければ意味が無いので、授業内容は学生の意思を十分に尊重しながらも、担当教員がスケジュールに関して管理、強制する場合がある。また、学生の習得力、アニメーション制作における総合能力を判断し、授業内容は柔軟に変更する場合がある。全ては学生が卒業制作を進めながら、アニメーション制作を体感し学ぶ事にある。

到達目標
アニメーション制作は膨大な時間がかかる。卒業制作においてゼミで与えられた時間は8(回)×6(期)×90(分)=4,320分(72時間)しかない。限られた時間の中で、質の高いアニメーションを制作するためには、できるだけ早い段階で作画作業に入ることである。(アニメーション制作において作画作業が一番の時間と労力と根気を必要とする)全体のスケジュールを考えて、ゼミⅠ・Ⅱでは卒業制作アニメーションの『企画書』、『脚本』、『絵コンテ(第一稿)』までを最低でも完全に仕上げる事を目標とする。(勿論、先へ進むチーム、または個人があればそれで良しとする。全員が肩を並べてスケジュールを合わせる必要は無い。)

履修条件
『作画演習Ⅰ・Ⅱ』や『デジタル作画演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ』を単位修得し、優秀な成績を収めている者
履修条件緩和
成績評価方法・基準
※出席率7割未満の学生については、評価対象としない

授業態度(4割)、課題の提出、内容(6割)。

卒業制作をチームで行う場合、チームの成績が個人の成績に関係することを認識して制作に望むこと。(チーム制作において、著しく個人の作業がチームに損害を与える場合、チームリーダーと協議し、担当教員が学生を強制的にゼミから除籍することもありうる)また卒業制作完成を目指しているのだから、進行スケジュールも成績に大きく関係する事を各学生は認識すること。

期末試験の内容
課題の内容

授業内容
第1回
卒業制作打ち合わせ

卒業制作を制作するにあたり、学生のチーム編成を決定する。そしてリーダー、サブリーダーを決定する。(個人制作の場合は各個人で担う)その他にアニメーション制作のスタートとしてミーティングを行う。(次週の提出課題として各チームは『スケジュール表』を作成し担当教員にメール提出する)
第2回
スケジュールの確認
企画書の制作1

提出課題であるスケジュール表の確認(この授業での修正有り)。各チームまたは個人で企画書制作を開始する。また学生間での、チームの移動や、新たに入りたい者の意思を確認する。(次週提出課題として、各チームまたは個人で『企画書案』を『最低5点以上』作成し担当教員にメール提出する)

第3回
企画書の制作2

提出課題である企画書案を各チームまたは個人で発表。それぞれ意見を出し合う。またチームの人員を最終確認する。この授業以降のチーム移動や脱退は認めない。(次週提出課題として、企画案を選別、決定し、『企画書ラフ』を一点作成し担当教員にメール提出する。)

第4回
企画書の制作3

提出課題である企画書ラフを各チームまたは個人で発表。ディスカッションする。(次週提出課題として、『企画書』を作成し完成させ、担当教員にメール提出する)

第5回
企画書の制作4(最後)
スタッフ編成

提出課題である企画書の最終確認(この授業での修正有り)。各チームはスタッフの編成をして、企画書に書いた作品を、チームの中で誰がどのように進めて行くかを決定する(ここで必ず監督を決定する)。個人制作の場合はプロットに進む。(次週提出課題として作品の『プロット』を作成し担当教員にメール提出する)

第6回
脚本1(プロット1)

提出課題であるプロットの発表。各学生が、それぞれ意見を出し合う。(次週課題として『修正プロット』を作成し担当教員にメール提出する)
第7回
脚本2(プロット2)

提出課題である修正プロットを再度発表。意見を出し合う。(次週提出課題として『プロット決定稿』を作成し担当教員にメール提出する)
第8回
脚本3
キャラクターデザイン1
美術設定1

提出課題であるプロットの決定稿を最終チェック(この授業での修正あり)。脚本に進む。チーム制作の場合、同時にキャラクターデザイン、美術設定について各チームの中で意見を出し合う。(次週提出課題として『脚本の第一稿』の作成をして担当教員にメール提出する)

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
状況に応じて、必要であれば各授業の中で紹介
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先