シラバス情報

科目名
プロダクトプロトタイピングA
科目カテゴリ
専門科目
科目モジュール
応用・実践
科目系統
E
開講時期
2Q(夏季集中講義)
開講曜日
水土
開講時限
7限-8限、3限-4限
担当教員
菅原 のびすけ
定員
25名
単位数
1単位

授業概要
ChatGPTをはじめとしたテクノロジーの民主化により、専門的な知識が無くともアイデアを試作し、プロトタイプを素早く形にすることができる世の中になっている。本講義では、プロトタイピングの考え方を身につけることを目指し、サービスや製品モックなどを作る際の基本的な考え方を身につける。また、他者からのフィードバックを貰うための発信やプロダクトの見せ方等も宿題を通して体験を行う。開発面ではマイコンを使用したハードウェア開発、AIやWebテクノロジー等の最新話題もピックアップし、演習形式で授業を進める。
到達目標
(1)安価なマイコンボードを用いて、プロトタイプを作成する基礎を理解する。
(2)プロトタイピングツールを使う方法やAPIの繋ぎ合わせ方の基礎、APIやツールの調べ方を理解する。
(3)プロダクトの全体像をイメージしつつ、最小単位の実装及びデモができるようになる。
(4)実装したプロトタイプを発信し、他者からフィードバックを貰える状態を作る。
キーワード
電子工作、ChatGPT、LINE BOT、SNS発信、プログラミング

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
プロトタイピング概論
(1)授業で目指すゴールの共有を行う。
(2)プロトタイピングの世界の全体感を掴む。
(3)開発環境の準備をし、作業ができる状態にする。
対面授業
第2回
LINE BOT作成
(1)Node.js等開発環境を利用できる状態にする。
(2)GPT等の生成AIを用いた開発の導入を行う
(3)LINE BOTの制作を行う。
(4)宿題で利用するSNS環境などの確認を行う。
対面授業
第3回
電子工作入門
(1)マイコンボードとセンサーを接続する方法を学ぶ。
(2)いくつかのセンサーやアクチュエーターを利用して、現実世界との接続を試す
対面授業
第4回
IoT開発入門
(1)マイコンボードとLINE BOTを接続する方法を学ぶ。
(2)宿題やプロトタイピング事例を通して世界観を学ぶ。
対面授業
第5回
最新トレンドとアプリ連携
(1)刻一刻と新しい技術が登場しているため、その時々に合わせたコンテンツを実施してキャッチアップを行う。
(2)様々なライブラリに触れる。シラバス執筆時点ではChatGPT Plusの機能であるオリジナルGPT(GPTs)の作成や、OpenAIのAPIに触れる予定
対面授業
第6回
ハードウェアとソフトウェアの連携
(1)ノーコードやローコードツールを通し、プログラミング以外の実装
方法を学ぶ。
(2)ハードウェアとアプリケーションの連携方法を知る
対面授業
第7回
応用とTips
その他実装におけるTips紹介を行う。
対面授業
第8回
デモ発表とプレゼンテーション
7回までに学んだ内容をもとにデモ+プレゼンテーションを行う。
対面授業

授業形式
講義形式および演習形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
(1)授業内課題(45%)
(2)最終課題(55%)
履修条件と留意事項
【教材の用意】
(1)各自、教員が指定するマイコンボード、および電子部品を購入することが必須(8000円〜1万円程度)
(2)有料版ChatGPTの機能を使ったハンズオンを実施予定で受講期間の2ヶ月程度有償版ChatGPTを契約することが必須 (1ヶ月あたり20ドル程度)

【モチベーション】
(1)プログラミングなどの中身を理解するよりも、アイデアを素早く形にしたいというモチベーションがある学生。
(2)IoT、電子工作、マイコンやセンサーを組み込んだプロダクト開発、実験に興味のある学生。
(3)ハードウェアだけではなく、ソフトウェア含め新しい技術が好きな学生。
(4)作るだけではなく、作ったプロトタイプを発信していくことに興味のある学生。

【プログラミング知識の前提】
(1)初歩的なプログラミングを理解していることが望ましい。
(2)プログラミングそのものやifやforなどの基本構文の説明は省略する予定。
(3)言語としてはJavaScriptを利用する想定。(Arduino言語も利用する可能性がある)
(4)プログラミング未経験者や自信が無い人は、ProgateのJavaScriptレッスン3までを事前履修必須。

【SNSアカウントの準備】
(1)演習でLINEを利用する予定のため、LINEアカウント必須。
(2)制作物はSNSへシェアを想定しているため、XやInstagramなどの公開アカウント必須。

【その他条件】
(1)演習形式で進めるため、欠席は不可。
(2)最新話題をなるべく取り入れたいため、シラバスに記載の授業構成や技術トピックと必ずしも一致しない場合もある。
教科書
なし
参考文献
特になし