シラバス情報

科目名
アーキテクチャ原論A(コンピュータ)
科目カテゴリ
専門科目
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
S
開講時期
1Q
開講曜日
開講時限
8限
担当教員
橋本 昌嗣
定員
80名
単位数
1単位

授業概要
産業のデジタル化によるビジネスモデルの更新はデジタルトランスフォーメーションと呼ばれている。それを支えているのがIT技術の進化である。よりよいサービスを実現するためにはコンピュータの性能を最大限に引き出す必要がある。アーキテクチャとは設計思想である。コンピュータのしくみをコンピュータの知識を持っていなくても、ゲスト講師を招き、わかりやすく解説する。コンピュータの未来像を予見するために現在のコンピュータの不満点を改めて考え、将来どのようなコンピュータに進化していくのか、最終的にレポートにまとめる。
到達目標
(1)コンピュータの動作の原理を理解することができる。
(2)日々の生活の中からコンピュータに対する不満や課題を考えられるようになり、コンピュータに対する不安感を払拭することができる。
(3)コンピュータのしくみを理解しながら、便利になったらよい箇所を考えられるようになり、新しいサービスを予見する能力を修得することができる。
キーワード
GPU、AI、クラウド、GUI、モビリティ

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
IT技術の進化
デジタルトランスフォーメーションを引き起こすIT技術の全体を俯瞰し、解説する。
遠隔授業
第2回
コンピュータの頭脳CPU
コンピュータの中核となる頭脳であるCPUのしくみについて解説する。
遠隔授業
第3回
グラフィックス・AI処理を行うGPU
CPUとともにコンピュータの中核となり、3次元グラフィックス処理や映像処理のみならず、AI処理を行うGPUのしくみについて解説する。
遠隔授業
第4回
コンピュータの基本ソフトOS
人間のマウスやキーボードからの指示に従い、CPUやGPUの性能を引き出し、それぞれに仕事を割り振りし実行する、基本ソフトとよばれるOSのしくみについて解説する。
遠隔授業
第5回
GUIとスマートフォン
ユーザビリティを語る上で、はずせない、GUIとスマートフォンの進化について解説する。
遠隔授業
第6回
クラウドコンピューティングのしくみ
Gmailなど、サーバがどこにあるかを意識せずに、PCや携帯どこからでも利用できることをクラウドコンピューティングという。そのしくみを解説する。
遠隔授業
第7回
インターネットとデータセンターのしくみ
サーバ設置専用の施設であるデータセンターの概要と、最新情報。データセンターと皆さんを繋ぐインターネットのしくみについて解説する。
遠隔授業
第8回
ロボット技術のモビリティや医療への展開
ロボットの要素技術のコミュニケーション機能の一部の感情認識技術を応用し、音声病態分析を行う取り組みや、パーソナルモビリティのSegwayをベースとしたロボット化等を紹介する。
遠隔授業

授業形式
講義形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
(1)授業後のFSでの質問など(25%)
(2)レポートの知識理解と課題認識(25%)
(3)レポートの解決策の創造性と実現性(25%)
(4)レポートの表現とプレゼンテーション(25%)
履修条件と留意事項
なし
教科書
コンピュータは私たちをどう進化させるのか 必要な情報技術がわかる8つの授業」/橋本昌嗣/ポプラ新書/ISBN978-4-591-15285-0
参考文献
特になし