シラバス情報

科目名
アカウンティング
科目カテゴリ
専門科目
科目モジュール
基礎・理論
科目系統
S
開講時期
4Q
開講曜日
開講時限
7限
担当教員
伊藤 雅之
定員
80名
単位数
1単位

授業概要
ビジネスパーソンとして必須となる財務諸表の基本構造を学び、基本的な分析手法を学びながら、財務諸表に関する理解を深める。財務会計のみならず管理会計、税務会計についても学び、ビジネスモデルとその価値の源泉を見極める目利き力を高め、最終的にはビジネスを定量的に評価する手法を学ぶ。具体的なケーススタディも取り上げ、より実践的な学習も行いつつ学んだ知識の定着化を図ることを目的とする。最終的には経営者として必要な数値的な感覚・素養を身につけることを目指す。
到達目標
(1)財務諸表の構造を概括的に理解し、具体的な企業の財務諸表を題材に簡単な財務分析が自分でできるようになる。
(2)財務会計と管理会計を結び付けてビジネスの構造、バリューチェーンの考察が自分なりにできるようになる。
(3)ビジネスの価値の源泉となるキャッシュフロー獲得の理解とそれを基にした企業価値の評価方法について理解できるようになる。
キーワード
企業価値、財務三表、のれん、フリーキャッシュフロー、財務会計と管理会計と税務会計

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
財務諸表に関するデザイン
財務諸表三表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)のそれぞれの内容と基本構造について説明し、財務諸表を読み取る力 をつけてもらう。
対面授業
第2回
税金の仕組み
ビジネスを行っていくうえで必要な税金(法人税、所得税、その他)の種類と概要について説明し、基本知識を身につけてもらう。
対面授業
第3回
数字による経営の見える化
企業経営を行っていくうえでの管理会計の基本知識や概要について事例も交えて説明し、財務会計との違いも理解してもらう。
対面授業
第4回
ビジネスの価値の源泉
ビジネスにおけるキャッシュフローの意味や重要性を説明し、ビジネスモデルとの関係性を理解してもらう。
対面授業
第5回
ビジネス価値を数字で評価
ビジネスの価値の源泉を理解し評価する手法、そのメカニズムを説明し、財務諸表との関連性を理解してもらう。
対面授業
第6回
見えない資産の評価
財務諸表に現れない資産(のれん、無形資産)の価値の算定方法について説明し、企業価値の源泉について理解を深めてもらう。
対面授業
第7回
実践演習とこれまでの振り返り
これまでの回で学んだことを題材に振り返り、ケーススタディによる実践演習を行う。
対面授業
第8回
総まとめ
第1回から7回までの学習内容のまとめ、総括を行う。
対面授業

授業形式
講義形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S〜D)
(1)授業中の発言回数と質問内容(40%)
(2)FSのコメント内容(30%)
(3)最終課題の評価(30%)
履修条件と留意事項
財務会計に関する基礎的な知識があることが望ましいので、参考文献の事前購読など事前学習を期待したい。
使用教材は都度授業中に提示する。
教科書
なし
参考文献
世界一やさしい会計の本です/山田真哉/日本実業出版社/ISBN-10 4534046286
武器としての会計ファイナンス/矢部謙介/日本実業出版社/ISBN-10 4534056427
プロがやっているこれだけ!会計&会社分析/小宮一慶/日本経済出版/ISBN-10 453232405X
企業価値経営/伊藤邦雄/日本経済新聞出版/ISBN-10 4532135141