シラバス情報
教員名 : 立石 謙介
授業コード
28530001
講義名
ライツビジネス ※旧キャラクターコンテンツマーケティング
開講時期
2024年度4Q(後期)
科目分類
応用
科目分野
教員名
立石 謙介
実務家教員
実務家教員
履修年次
2~4
単位数
1単位
曜日時限
火曜5限
授業概要
二次利用のビジネスというのは、商品が表に出ることは多いものの、その業務内容や考え方、注意点等は知られていないことが多い。数多くの実践例からその内容を学び、時代にあったライツビジネスを学ぶことができる。さらに本講義ではクリエイター以外でのエンターテイメント業界の仕事内容に触れることで学生の選択肢を豊かにし、また今後右肩上がりで成長していくだろう業界の人材育成を目的とする。
到達目標
・キャラクターやコンテンツを生かしていくライツビジネスを学ぶことでその概要を知ることができる
・多くの実践例を元にライツビジネスの実際の運用例、考え方を学ぶことができる
・「造る」ことだけではないエンターテインメント業界の仕事を知ることで将来に選択肢の幅を広げる
・ライツビジネスの日本、海外での違いや今後の業界動向などを学ぶ
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
授業への出席状況、課題提出状況と内容、レポート提出状況と内容で総合的に判断する
期末試験の内容
期末試験はレポート形式の予定。記述式問題で商品化する時の流れと注意点を1から10まで流れで記入する
課題の内容
授業内容
第1回
第1回 ライツビジネスとは
馴染みのない「ライツ」という言葉。出版社ではよく「紙以外の全てのものを扱うのがライツです」という言い方をする。それはどういうことなのか?ライツビジネスの歴史、変遷から具体的な仕事内容まで基礎となることを学ぶことができる
第2回
第2回 ライツビジネスの中でも特に成長を続ける商品化という仕事
ライツビジネスの中には映像や配信など様々なジャンルのものがあるが、その中でも商品化に焦点を絞り、映画、ドラマ、アニメなどそれぞれのケースの説明と実務内容について学ぶ。そもそも商品化とは何なのか、さらに付随してくる業務内容や考え方を併せて学んでいく。
第3回
第3回 クリエイティブが求められる商品化という仕事
契約、権利等商品化に大切な事務的要素は多数あるが、それに加えて求められるのはクリエイティブな力。それは何故なのか?GAME化や監修作業の実例をもとにどのような場面でクリエティブが求められるのかを知ることができる。加えてライツビジネスにおけるクリエティブの考え方も学んでいく
第4回
第4回 商品化企画について考える
第3回までの講義を受けた上で実際に商品化企画を考え提出する。今まで学んだ考え方、注意点等を意識しながら実際に企画を考えてみることで自分にとっての適性の見極めや、楽しさ大変さを理解する。
第5回
第5回 タイアップすることでのIP戦略の狙い
商品化の仕事において今や欠かすことのできない「タイアップ」案件。そもそもタイアップと呼ばれるものの理解をし、IPの拡大に際しタイアップとはどのように向き合い、実務をこなしていくのかを学ぶ。映画、アニメ等の実績を紹介しながらいいところ悪いところなどの理解を深める
第6回
第6回 商品化企画に対するフィードバックと企画の立て方について
第4回でおこなった課題に対し、ピックアップしたもののレビューをおこなう。考えていく上でよかったもの、足りなかったものをレビューを通して再発見する。さらに新しい視点の発見や、過去事例等から関連する事象をピックアップすることにより理解を深めていく
第7回
第7回 IP活用におけるイベントビジネス
ライツビジネスにおけるイベントビジネス。近年舞台、展示会などIP活用によるリアルイベントは爆発的に増えている。ここでは「進撃の巨人展」の実例を元に企画段階からの考え方、運営、物販など関わるライツビジネスに関するすべての事を学んでいく。合わせてIPを活用したカフェや企画展についても学んでいく。
第8回
第8回 無事商品が発売されるまで
企画が成立した後にも様々な業務が発生する。最後の出口までを学ぶことで商品化に関する一連の流れを学ぶ
購入が必要な教科書
教科書以外に準備するもの(画材・機材)
基本的な知識がなくても大丈夫です。皆さんが就職を考える上での一つのヒントになればと思っています。授業に臨むにあたって可能であればTVアニメ「進撃の巨人」「炎炎ノ消防隊」「ぽんのみち」を1話以上視聴してきていただけると授業の理解が早まると思います。
参考文献
※大学での教科書販売はありません。
教員連絡先