シラバス情報

授業コード
35430001
講義名
美術演習 II 【セット履修】
開講時期
2024年度4Q(後期)
科目分類
演習
科目分野
教員名
増山 修
実務家教員
履修年次
2~3
単位数
2単位
曜日時限
木曜5限、木曜6限

授業概要
(1)風景というモチーフを通して絵画の本質的要素を知り、表現したい内容を他者に伝えるための技術を身に着ける。
(2)Photoshopなどの描画ソフトを使い、レイヤーごとに色や形の要素を分解することで、曖昧な感覚でなく原理原則に基づいた絵を描けるようにする。
(3)プロのクリエイターとして活躍するために必要な、心構えや社会力を身に着ける。
到達目標
到達目標
(1)絵を構成している要素を分解して理解できるようになる。
(2)立体物や風景を明暗だけで構成できるようになる。
(3)色の意味を理解し、適切な色を選択できるようになる
履修条件
パース基礎の単位修得
履修条件緩和
成績評価方法・基準
授業内で行う課題と復習課題の完成度が毎回5段階で評価され、最終的にその総合点で評価される。注意点は以下のとおり。
(1)指定したデータ形式(JPEG)以外の提出は評価対象外となる。
(2)授業と関係のない絵を描く、私語、居眠り等、授業態度に問題がある場合は課題の点数が減点される。
(3)授業内課題提出が4回以下の場合は、単位認定対象外となる。ただ5回以上であっても総合点によっては単位認定対象外となる場合がある。
期末試験の内容
実施しない(毎授業での課題を試験の代わりとする)
課題の内容
課題は毎回以下の2つとする。
(1)授業内に提出する課題
(2)2回目以降の授業日9:00に提出する課題
提出時のデータは原則Jpegとし、デジキャンにアップロードする。PCやネットワークの不具合も含め、時間までに提出できなかった課題は評価対象外とする。

授業内容
第1回
【色彩1】色価について知る。色による温度表現や間違いやすい固有色を理解する。
第2回
【色彩2】夕方や夜の風景を描く。時間帯による光色と影色の組み合わせの変化を理解する。
第3回
【遠近表現1】距離による色の変化を理解し、輪郭の重なりや明暗構成も駆使して、遠近感のある風景を描けるようにする。
第4回
【遠近表現2】情報量の違いがもたらす遠近感の違いを理解し、視点からの距離に応じた屋根瓦を描けるようにする。
第5回
【モチーフ別表現1】空、水、草などの自然物を中心に、形や色や配置のコツを知る。
第6回
【モチーフ別表現2】木、山、岩、などの自然物を中心に、形や色や配置のコツを知る。
第7回
【モチーフ別表現3】室内、街などの人工物を中心に、形や色や配置のコツを知る。
第8回
【絵の演出】設定や光と影を工夫することで、よりドラマ性のある絵を描けるようにする。

購入が必要な教科書
書名
アニメスタジオで教わる背景画の大原則 神技作画シリーズ
著者
増山 修
出版社
KADOKAWA
ISBN
4046046422
備考

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
増山修Xページ(旧twitter)
https://twitter.com/MasuyamaOsamu
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
contact@inspired.jp