シラバス情報

授業コード
37420001
講義名
リアルタイムコンテンツ II 【セット履修】
開講時期
2024年度2Q(前期)
科目分類
演習
科目分野
ゲーム
教員名
ブランセ マイケル
実務家教員
履修年次
1~2
単位数
2単位
曜日時限
金曜3限、金曜4限

授業概要
Unreal 5を使って、学生はサイドスコールゲームの1つのレベルは最初から終わりまで作ります。レベル完成のプログレスで、学生はゲームとゲームのレベルの為の必要な物だけではなく、Unreal 5の様々なシステムと機能を勉強できます。この授業で学生は;
● プレイヤーキャラクターを作ります。
● 簡単なマテリアルとエフェクトを作ります。
● レベルの為のインタラクティブオブジェクトを作ります。
● ゲームの環境をセットアップします。
● 敵AIを作ります。
● プレイヤー用のUIをセットアップします。
到達目標
学生はこの授業でUnreal 5の使い方を学びます。Unreal 5のブループリントプログラミングを使って、ゲーム・リアルタイムコンテンツの為に必要なパーツを創作できます。Unreal 5の色々な機能を使って、ビジュアルエフェクト、シーンセットアップ、環境とポストプロセシングも勉強できます。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
リアルタイムコンテンツⅠ
● 最終課題進捗レポート 30%
● 授業後のミニテスト 70%

リアルタイムコンテンツⅡ
● 最終課題プロジェクトファイル70%
● 授業後のミニテスト 30%
期末試験の内容
課題の内容
ミニテスト
全ての授業でミニテストを行います。このテストは学生が正しく理解したかどうかを確認するためです。テストの為にGoogle Formsを使って行います。学生は授業終了後次の授業の前に自分でテストを行い提出しなければなりません。

最終課題
授業で勉強した物を使って、学生たちはUnreal 5でゲームのプロトタイプあるいは3Dグラフィックス作品(環境)を準備します。ゲームの場合、ジャンルは自由です(ファーストパーソン、横スクロール、サードパーソン、など)。

ゲーム作品の場合下記のものは必要です。
1. プレイヤーキャラクター。
2. レベルを1つ以上。
3. ゲームの勝つ・負ける条件(つまり、ゲームのルール)

グラフィック作品の場合下記のものは必要です。
1. 3D環境を1つ以上
2. シーンセットアップ(光・ポストプロセス等)
3. マテリアル・VFX
4. Unreal以外のソフトで作ったモデル・テクスチャー作成も認めますが、メインではありません。

個人でもグループでも大丈夫です。

授業内容
第1回
エディター紹介・ゲームセットアップ
1. 紹介発表、授業流れ説明と最終課題制作
2. Epic Games Launcher説明
3. プロジェクトセット制作
4. Unreal 5インタフェース説明
5. Unreal 5のインポート仕方
6. ブロッキング(設定マップ)説明・創作
7. プレイヤーキャラクター創作
第2回
プレイヤーアニメーション
1. キャラクターブループリントセットアップ続き
2. アニメーションブループリントセットアップ
3. ブレンドスペース作成
第3回
マテリアル・VFX紹介Ⅰ
1. マテリアルエディター紹介
2. Niagara紹介
第4回
マテリアル・VFX紹介Ⅱ
1. Niagara続き
2. マテリアル・VFX作成
第5回
インタラクティブオブジェクト作成・ランドスケープ紹介Ⅰ
1.クラス階層紹介
2. インタラクティブオブジェクト創作
3. タイムラインアニメーション紹介
4. ランドスケープエディター紹介Ⅰ
第6回
ランドスケープ紹介Ⅱ・シーンセットアップⅠ
1. ランドスケープエディター紹介Ⅱ
2. フォリッジペイント・ランドスケープグラスタイプ作成
3. レベルの光のセットアップ
4. レベルのポストプロセシングのセットアップ
5. レベルのボリュームの説明
第7回
敵AI(ブループリント)
1. 敵AIメッシュ・アニメーションセットアップ
1. 敵AI移動と倒す機能セットアップ
2. 敵AI物理的なセットアップ
第8回
UI制作Ⅰ(ゲーム内UI)
1. UI用ブループリントインタフェースの解説
2. インゲームインタフェース創作
3. インタフェースとゲームのインタラクションセットアップ
4. ゲームオーバー画面創作
第9回
インタラクティブ物作成Ⅰ:プラットフォーム
1. プロットフォームマテリアル・VFX作成
2. ジャンププラットフォーム作成
3. クラウドプラットフォーム作成
4. 移動プラットフォーム作成(Tickアニメーション紹介)
5. スタート画面のインタラクション創作
6. ゲームオーバー画面創作
第10回
インタラクティブ物作成Ⅱ:ブロックバリエーション
1. カスタムマクロ・カスタム関数紹介
2. ピックアップコイン作成
2. 石ブロック作成
3. コインブロックバリエーション作成
第11回
インタラクティブ物作成Ⅲ:チェックポイントとカスタムダメージボリューム
1. ブロッキング紹介
2. ジオメトリ紹介
3. チェックポイント作成
4. ダメージボリュームブループリント作成
第12回
UIⅡ:メインメニュー・セーブシステム作成
1. セーブシステム作成
2. ゲームインスタンス作成
3. メインメニュー・メインメニュー用レベル作成
4. 配列紹介
第13回
シーンセットアップⅡ
1. シーンセットアップ振り返り
2. Quixel Bridge・Nanite紹介
3. 平面反射紹介
第14回
敵AI(ビヘイビアツリー)Ⅰ:基礎セットアップ
1. 敵AIマテリアル・VFX作成
2. スケルトンソケット紹介
3. 敵AIビヘイビアツリー・ブラックボードセットアップ
4. 敵AIコントローラーセットアップ
5. ビヘイビアツリーサービス作成
6. ライントレーシング紹介
7. パスファインディング・NavMesh紹介
第15回
敵AI(ビヘイビアツリー)Ⅱ:武器との攻撃セットアップ
1. AnimMontage紹介
2. アニメーション通知紹介
3. メーレー攻撃トレーシングセットアップ
4. ビヘイビアツーデコレーター・タスク作成
第16回
敵AI(ビヘイビアツリー)Ⅲ:ジャンプ機能
1. NavLinkProxy紹介
2. イベントディスパッチャー紹介
3. ビヘイビアツリー完成
4. レベルブラッシュアップ
5. サウンドエフェクト作成デモンストレーション

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
自分のパソコンを使いたいなら、最初の授業が始まる前に、次の物を準備してください。
1.Epic Games Launcherをインストールして、自分のEpic Games Accountを作ってください。
2.Epic Games LauncherでUnreal エンジン5.0以上をインストールしてください。
授業が始まるときエンジンをインストールしていない場合、教室のパソコンを使わなければなりません。授業で使っているエンジンは変わるかもしれませんので、授業資料のデーターを確認してください。

参考文献
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
michaelbrandse@dhw.co.jp