シラバス情報
教員名 : 岡崎 哲也
授業コード
52150001
講義名
日本文化史
開講時期
2024年度3Q(後期)
科目分類
教養
科目分野
知の源泉/表現
教員名
岡崎 哲也
実務家教員
実務家教員
履修年次
2〜4
単位数
1単位
曜日時限
木曜6限
授業概要
長く歌舞伎の製作・興行の現場にある客員教授岡崎をはじめ、歌舞伎、相撲・能・狂言、落語、日本舞踊に精通した講師陣がスライド、映像をまじえて具体的に「和の文化」を講義します。
それぞれの伝統芸能の歴史、変遷、またデザインやスタイル、振り付けの意味を学び総合的な「和の文化」への理解を深めてゆきます。
到達目標
①江戸時代に生まれた代表的な日本文化(歌舞伎・落語・相撲など)の知識を身につける。
②それ以前からある能楽・狂言も含めて、多彩なジャンルのどれかに興味を覚え、自分のことばで語れる。
③新しいデジタル・コンテンツ作りに応用できる「和の文化」の可能性をみつける。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
8講座を受講後に、2つの課題へのレポートを提出する。その際、講座の内容で取り上げた具体的な内容についての記述を求める。
期末試験の内容
実施しない
課題の内容
授業内容
第1回
第1回「歌舞伎の歴史 前編」
1603年に京都で誕生した「歌舞伎」がどのように江戸、上方で発展してきたかを、
資料を見ながら学びます。前編は、江戸時代末期の1860年代まで。
第2回
第2回「歌舞伎の歴史 後編」
明治(1868〜)以降の歌舞伎はどのように現代まで変化して来たか。
デジタル・テクノロジーとステージの上で融合している現代の歌舞伎までの発展の歴史を学ぶ。
第3回
第3回「相撲、その魅力と意義」
古典的なスポーツである「相撲」の魅力と歴史を学ぶ。伝統の中にある精神性にもふれる。
第4回
第4回「能と狂言の世界」
歌舞伎よりも古く室町時代に出来た「能」と「狂言」の歴史と楽しみかたを学び、
歌舞伎の先行芸能であり、海外からも注目を集める「生きた古典芸能」にふれる。
第5回
第5回「落語 歴史とその魅力」
幅広い層から愛されている「落語」の歴史を学ぶ。東西のスタイルの違いなど、「お笑い」の文化についてくわしくふれる。
第6回
第6回「歌舞伎、海外との交流100年」
歌舞伎が20世紀から、どのように海外と交流し、世界的に注目されるようになったかを、
学ぶ。意外なほど海外のアーティストに影響を与えている姿を具体的に見る。
第7回
第7回「日本舞踊の楽しみ」
歌舞伎の中でも大きなウエイトをしめる「日本舞踊」を尾上流家元菊之丞さんをまじえて、具体的に学ぶ。現代の新作舞踊などにもふれる。
第8回
第8回「色彩の美」
歌舞伎や日本舞踊の色彩の美を学ぶ。色の名前の由来や、衣裳や舞台美術でどのように使用されるかを学び、デジタル・アートへも応用が可能な世界にふれる。
購入が必要な教科書
教科書以外に準備するもの(画材・機材)
参考文献
※大学での教科書販売はありません。
教員連絡先