シラバス情報

授業コード
52540002
講義名
医学薬学
開講時期
2024年度3Q(後期)
科目分類
教養
科目分野
知の源泉/自然科学
教員名
田村 和広
実務家教員
履修年次
2~4
単位数
1単位
曜日時限
金曜5限

授業概要
医学および薬学の学術的体系、発展の歴史、最新の病気や医療の知見・技術について幅広く学ぶ。これにより、履修者はライフサイエンス関連コンテンツ制作に有益な知識とスキルを習得し、同時に人生100年時代において、学生自らが健康的な生涯を送るために必要な医学薬学の観点からのエビデンスに基づいた教養を身につける。
到達目標
本科目では、以下の項目の3点を到達目標として設定する。
1. 医学薬学の歴史したうえでこれからの展望の概要を説明できるようになる。
2. 罹患率が高い病気の成り立ちとその予防と治療(薬)の概要を説明できるようになる。
3. 最新医療技術や治療法の情報について探索し、正しいコンテンツを作成できる素養が養われる。

履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
成績評価方法:   講義レポート(デジスキャンによる提出)・・・75%、
       確認テスト    (デジスキャンによる提出)・・・25%
講義内容についてのレポートまたはテスト答案の提出(計4回)とその内容について、出席も勘案しつつ評価する。なお、提出(講義欠席も)が、50%以下の場合、単位は認定されない。
2週に1回程度の頻度で指示する講義後のレポート(500字前後)及び確認テスト(Quiz)の提出と内容により評価する。なお、レポート内容は、講義のポイントを問う問い及び内容についての感想である。
提出期限: 通常、次回の講義までの1週間、基準: 60点以上を合格とする。
期末試験の内容
実施しない
課題の内容
実施しない

授業内容
第1回
【身体の病的変化と薬の位置づけ#1】医学薬学の発展の歴史、漢方薬、サプリメント、健康食品、薬の効き方について、学習する。
第2回
【身体の病的変化と薬の位置づけ#2】薬の有効性とリスク、新薬の開発(創薬)の過程を学習する。
【病気と闘う#1】神経系および循環器系の病気と治療: うつ・気分障害、認知症、排尿障害、高血圧、の成り立ちを理解したうえで、自律神経系と中枢神経系に作用する薬の概要を知る。
第3回
【病気と闘う#2】内分泌系の病気と治療 その1 : 骨代謝系 (カルシウム代謝異常、骨粗鬆症とは)とその治療薬について学習する。

第4回
【病気と闘う#3】内分泌系の病気と治療 その2: 性腺・婦人科系 (更年期障害、子宮筋腫、子宮内膜症の成り立ちと治療薬について、理解する。また避妊薬についても学習する。
第5回
【病気と闘う#4】免疫、I型アレルギーの概念を理解すると共に、免疫系・アレルギー疾患と治療薬について、学習する。
第6回
【病気と闘う#5】がんの正体と治療戦略についての最新の知見を学習する。
第7回
【病気と闘う#6】生活習慣病(糖尿病、高尿酸血症、脂質異常症)の成り立ちおよびその予防と治療について、学習する。
第8回
【最先端の医療技術と将来展望】 iPS、再生医療、遺伝子治療、バイオ・細胞医薬品について学習する。加えて、医学薬学文献の検索ツールを知る。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
講義日前日までには講義資料が配布されるので、各自必要と考えられる情報を集めて(理解できない専門用語のWeb検索などにより)、予習・授業準備を行う。
参考文献は特に指定しない。

参考文献
特になし
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
kazuhiro_tamura@dhw.ac.jp   or
hiro@toyaku.ac.jp